Chance the Rapper「デビューアルバムは普通に販売するかも」インタビュー解説

 

アルバムとミックステープ

には様々な捉え方があるが、Chance the Rapperはいまだに「商業アルバム」をだしていない。無料で配信している「ミックステープ」を3枚リリースしてきた彼は、商業作品ではないミックステープにて史上初のグラミー賞を受賞している。

そんな彼が下記のComplexのインタビューにて「次の作品は売ろうかな」と発言しているのである。その詳細を追うために、こちらを紹介したい。

 

Chance:次のデビューアルバムはちゃんと売るかも知れない。それだけでかなり大きなステップだね。なんかチャートに入れないのがウザいなって思うんだよね。実際はチャートインはできるんだけど、ストリーミングをセールス換算すると、めちゃくちゃ弱いんだ。

1500回ストリーミングされて、やっと一枚アルバムを売ったことになるんだ。そんなの不公平だと思わない?実際にアルバム買っても1500回も聞く人なんかいないだろ!だから今の状況だと他と競争ができないんだ。チャートインするのが重要だとは思ってないけど、なんか腑に落ちないんだよね。まぁとにかく次の作品は売ってもいいかなって思ってる。

 

音楽業界を変えようとしており、さらにストリーミングだけで勝負している彼は、チャートのセールス換算に疑問を示した。もちろんチャートが一番重要というわけではないが、そのシステムが腑に落ちない語った。彼は音楽業界の古いシステムに革命を起こそうとしているのもあり、このような理不尽なシステムを見ると変えたくなるのだろう。

 

Chance: まぁこれはただのアイディアでしかないし、実際にまだアルバムがあるわけじゃないけど、こういうことを言うだけでファンが「うわ!Chanceが変わっちまった!」ってなるのが想像できるよ(笑)

何曲かレック済みだけど、今も「Coloring Book」と「Acid Rap」の作業しているわけじゃないって知ってほしい。もっと広い視野を持っている作品を作りたいんだ。「10 Day」は学校から停学をくらったコンセプト、「Acid Rap」はアシッドのコンセプト、「Coloring Book」は父親になったことと神がコンセプト。次のアルバムはそういうテーマに沿ったものにはならないと思う。

あの3作品はあわせて3部作みたいなものだった。次のプロジェクトはもっと大きいものになるよ。映画、または劇のような「大作」となるよ。

 

どんなことをしても「うわ!Chanceが変わっちまった!」というフレーズをアーティストに対して投げつける「ファン」は一定数いると感じる。Joey Bada$$が「Devastated」をリリースしたときも同じような反応があった。そんなことを言われる筋合いは正直ないが、そんな発言が彼らを止めることはないのだ。Chance the Rapperは常に前進していると感じる。今までよりさらに「大きく」なる彼のデビュー?アルバムはどのような「作品」になるのだろうか?