Frank Oceanのラジオ番組でオンエアされた、フォロワーが600人しかいないアーティスト「M.T. Hadley」

 

 

夢のような話

に関してはPlayatunerは今までにいくつか紹介をしている。アンダーグランドでグラインドをするインディーズアーティストにとってモチベーションになるような記事は積極的に発信していこうと思っている。以前は「Rick Rossと契約した元ホームレスのラッパー」や「DesiignerのPandaビートの奇跡」や「Mobb DeepのProdigyが駆け出しの頃を語る」という記事を紹介してきた。

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今回はヒップホップではないものの、とても面白い事例を見つけたので紹介しようと思う。Frank Oceanは現在Beats1ラジオにて自身の番組を持っており、様々なジャンルの音楽を紹介するこの番組は深夜の時間帯にも関わらず人気だ。ヒップホップから坂本龍一まで、多様性のあるカタログとなっているが、そんな彼の番組が先日紹介した人物がロンドンのアーティスト「M.T. Hadley」であった。

Frank Oceanはどこで彼を発掘したのだろうか?このM.T. HadlyはTwitter、Soundcloud、Facebookでも500〜700人ほどのフォロワーしかおらず、そこらへんのアンダーグランドアーティストよりも知名度が低いのだ。しかし彼の番組を聞いた人たちはM.T. Hadleyの音楽に共鳴をし、反響を呼んだのである。

Frank Oceanがオンエアした曲はこちらの「Janet」である。i-D Viceによると、これはM.T. Hadleyの亡くなった母に捧げた曲とのこと。彼は去年この曲をリリースした際にこのように語っている。

この曲は母が亡くなった1年後に書き始めた。それまでは心の準備ができていなかった。母が亡くなってから3年経った今、リリースをする。彼女の名誉のため、そして自分にカタルシスを与えるためにも。

この曲のリリックは聞いているだけで涙が出そうになるほど、スムーズな歌のなかに気持ちが入っているのがわかる。この曲に続き、2Pacの「Dear Mama」が放送され、まさに母の日にふさわしい放送内容であった。600人しかフォロワーがいなかった彼であるが、今は7万再生ほどされており、彼の歌声と内容が多くの人に響いたことがわかる。今後彼の歌声がさらに多くの人の耳に届くことを願うばかりだ。

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