Def Jamの新CEOにエミネムのマネージャーPaul Rosenbergが就任!彼の功績をおさらい

 

 

ヒップホップビジネス

にて大きな動きがあると気になるのは私だけではないだろう。今までJay-Zのビジネスマンとしてのスキルを取り上げたり、Playatunerではヒップホップビジネスについて頻繁に取り上げてきた。そんなヒップホップビジネスであるが、ヒップホップ界に大きな影響をもたらしたレーベルと言えばDef Jamであろう。1983年にラッセル・シモンズとリック・ルービンによって創業されたこのレーベルだが、この度エミネムのマネージャーとして知られるPaul Rosenberg(ポール・ローゼンバーグ)が就任した。

ポールに関しては、エミネムのアルバムスキットに頻繁に登場しているので、知っている方も多いだろう。彼の一番の功績はエミネムのマネージャーとして、Shady Recordsの共同創業者として活躍したことである。彼がいなかったら50 Centなどは世に出ていなかったであろう。

リスクを抱え「人材」を獲得する重要さ。50 Centとエミネムの関係から考える。

エミネムがドレーと出会う前の「The Slim Shady EP」のレコーディング中に、彼と出会い、それ以来エミネムのマネージャーとして二人三脚をしてきた彼であるが、彼の功績はShady Recordsだけではない。彼はSteve AokiのDim Mak Recordsでもマネージメントエリアを担当しており、さらにはエミネムのヒップホップラジオ「Shade45」と映画「8 Mile」のプロデューサーでもある。

彼はCEOとしての経験もある。Shady Recordsだけではなく、自身のマネージメントファーム「Goliath Artists」の代表を努めており、エミネム、Xzibit、Cypress Hill、Danny Brown、B-Real、Blink 182、Action Bronson、Three 6 Mafia、The Alchemistなど、一流アーティストたちをマネージメントする会社を運営しているのだ。

そんな彼がCEOを務めるようになったDef Jamは今後どのような方針で運営をしていくのだろうか?エミネムとの関係を見ている限り、Pau l Rosenbergは恐らくアーティストを第一に考える人物である。彼も元々ラッパーを目指していた過去があるからこそ、アーティストの方針を第一に尊重したDef Jamになることを期待する。

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ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington):カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼Playatunerの代表。umber session tribeのMCとしても活動をしている。

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