De La SoulのDave(Trugoy)に15秒だけインタビューをしたお話。日本のヒップホップファンとリスペクト

 

 

毎年多くのアーティストが来日する

そのなかでライブを見に行く機会があるアーティストもいれば、予定が合わずに来日公演を観に行くことができないアーティストもいる。幸い今年はいくつかのライブに遊びにいったり、アーティスト本人たちとお話しする機会を頂いたりで、なかなか充実しているライブライフとなっていた。以前はThundercatのライブ後、彼がタクシー内で言っていた印象的な一言をライブレポートに含めた。またGoldLinkとのお話しも、面白いエピソードをたくさん聞くことができた。

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そんななか、今年来日していた大御所ヒップホップアーティストと言ったらDe La Soulである。Soul Camp二日目のトリを務めていた彼らであるが、私はちょうど二日目は行くことができなかったので、その前日の深夜にSOUND MUSEUM VISIONのCLASSICSのDe La Soul公演に遊びにいったのだ。

この度彼らはグラミーノミネート作品「and the anonymous nobody…」から新しくMVをリリースしたのだが、その冒頭ではDaveが自分の健康状態について語っている。彼は「うっ血性心不全」を患っており、「LifeVest」と呼ばれる、心臓をモニターする機械を付けていると語った。私がDe La SoulのライブにてDaveと直接話したときも、彼は杖をついていた。彼はMVのなかで「俺は早くステージに戻りたいよ。仲間たちと世界中を旅してライブするのが大好きだ。その生活を取り戻したい」と語っている。そしてMVでは世界中でライブするDe La Soulの映像が流れ、彼らがいかにインターナショナルな愛を持っているかを理解することができる。

このMVは私が彼に直接聞いた話しにも共通するものであった。元々インタビューの予定はなかったのだが、バックステージにて彼と話したときに、「Playatunerのために15秒だけインタビューしていいですか?」と聞いたらOKを出してくれたので、紹介をしたい。

 

➖ 何度も日本でライブしているなか、日本のヒップホップファン/シーンついてどういう印象を持っていますか?

Dave:俺らは1989年以来、何度も日本に来ているんだ。日本のファンは、好きで感謝しているカルチャーに関しては100%サポートする。だから日本はどこよりもヒップホップ/アーティストをリスペクトをしてくれる。

 

この15秒の後にどこかに行ってしまったので、詳細を聞くことができなかったが、彼は日本のファンについてこのように語った。しかしこれは思うに、彼のような日本に来て良いライブをやってくれるアーティストがいるからこそ出てくるリスペクトであると感じる。うっ血性心不全になりながらも、杖をついた状態であっても、ステージにて全力でファンを楽しませてくれるDaveようなアーティストがいるから、遠い国からもリスペクトされるカルチャーとして育ったのだろう。

確かに「Big In Japan」という言葉があるように、日本では外国のアーティストが「スター扱い」されやすい現象があるのかもしれないが、それはそれで日本にたいしてのリスペクトを持っているからだと感じる。逆にバックステージでは女性を「ナンパ」することしか考えていなかったり、「外国にいるから」という理由でなんでもありと思ってしまっているアーティストも何人も見てきた。そんななかで、やはり「ロンジェヴィティ」があり、長く支持されているアーティストたちは、どこの人や文化に対しても「リスペクト」があるように感じるのだ。とにかくDaveの体がまた満足にステージに上がれるような状態になることを願うばかりだ。(本当に全く関係ないが、Wikipediaの日本からのアクセス数に比べて寄付が極端に少ないという事実もあるので、双方のインタラクションがないとリスペクト/売上には繋がらないのかも?)

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