John Legendがアップカミングなアーティストたちへアドバイス。人生の熱意とアウトプットし続けることの重要性

 

 

自分のレーン

を作り、キャリアを成熟化させたアーティストのアドバイスは、どのような活動をやっていたとしても参考になる。世の中には「流行り」に乗り、ヒット曲を世に出した後に世間の目から消えてしまうアーティストが多く存在しているなか、長い目でキャリアを形成できているアーティストからは多くのことを学べる。「ロンジェヴィティ」という言葉で表すことができる「一時の成功だけではなく、キャリアを長続きさせる」という概念であるが、以前はベイエリアのベテランE-40の「ロンジェヴィティ」へのアドバイスを紹介した。

「キャリアを長続きさせるには◯◯しないことだ」ベイエリアのバリバリ現役ベテランE-40が語る「ロンジェヴィティ」

 

上記の記事では、「世間の人々はあまり忍耐強くないから、新しいものが出てきたとき、乗り換えたくなる。だからあまり早く爆発的に人気にならないほうがいい」というE-40のアドバイスを紹介したが、「そもそも人気になるためにはどうしたらいいんだ!」と感じる方もいたかもしれない。今回はJohn Legend(ジョン・レジェンド)の「若手アーティストへのアドバイス」を紹介したい。彼はTribeca Film Festivalにてこのように語ったとInsiderにて紹介されている

彼はオーディエンスからの「一発屋とならずに、何十年経っても忘れられない音楽を作るためのアドバイス」という質問に対してこのように語っている。

 

John:私が曲を書く時は、永遠にそれが残って欲しいという想いを込めて作る。20年後も聞きたいと思わせることができる音楽を作りたいと思っている。レコーディングしている一時だけ「素晴らしい」と思うのではなく、誰かにカバーされたり、自分というジャンルの「スタンダード」となるようにしたいと思っている。

そうやって曲作りへアプローチしているが、この音楽業界にて人々が気にする音楽を創り続けるのは難しい。

 

これだけ聞くと、具体的に何をすればいいか?というアドバイスには聞こえないが、彼はこのように続ける。(具体的に毎日何をすればいいのか?という質問にたいして)

 

John:正直重要なのは、単に「やり続ける」ことだと思う。書き続けて、自分の「創作」を磨き続ける。作品にプラスして、全てのコンサートやツアーが、今までで一番良いものであったか?ということを意識し続ける。

音楽への愛ではなく「恐れ」を原動力として活動するようになって、音楽のビジネス面を気にすることに疲れてしまう人も多い。でも自分の「創作」にコミットし続けて、書き続けて、「自分のなかで良い物にしよう!」と意識し続けていたら、長い目で「成功」する可能性がかなり高くなると思う。

作曲が好きなのであれば、曲を書き続けよう。そういう時は「えーこの曲だとHot 100に入るかどうかわからないな…」とかではなく「この創るというプロセスを最高に楽しんで、最高なものを作りたい!」と考えているはずだ。それがスタジオに入るモチベーションになる。

自分の人生の熱意に火をつける愛を探すということが全てだ。

 

「継続する」ということの重要性を語ったジョン・レジェンド。単に継続するだけではなく、過去の自分より少しでも良くなれるように、成長し続けることが重要なのだろう。「継続」の重要性については、いつもは少し違う観点でPlayatunerで書いているが、インターネット時代では特に重要なポイントとなってくる。「作品」が「宣伝」となるインターネット時代では継続が非常に重要になるが、それはもちろん「やり続けるほど上達する」ということでもある。上達するとどうなるか?それは訪れたチャンスを形にできる可能性が増えるということである。

先程の「意識し続ける」ということが、上達に繋がり、それが最終的に「ロンジェヴィティ」に繋がるという点において、彼はビヨンセを例として挙げている。

 

John:ビヨンセは非常に大きなインスピレーションだ。彼女はライブを作り上げるためにとんでもない時間をかけているのが伝わってくるし、全ての動きにコミットしている。全てのステップが「正しい」という状態を作るために努力しているから、ここまで長くキャリアを形成することができている。それは彼女が素晴らしく才能があるということでもあるけど、自分の「創作物」が素晴らしくなるように心を注いでいて、常にそのために努力しているということからきている。

 

ビヨンセはもちろん「才能」があるが、それ以上に自分の創作物が最高になるように常に気にかけていると語るジョン・レジェンド。そしてその「気にかける」というスキルは音楽や創作への愛から来ているのだろう。もちろんジョン・レジェンドも「長く聞かれるクラシックを作りたい」という気持ちでやっているが、それは「売れたい!」という気持ちではなく、単純に「今までの自分よりも良いものを作りたい」という音楽への愛からくる感情なのだろう。

ジョン・レジェンドが売れる前、彼を見ていた観客がどのような反応をしていたか?という記事も非常におすすめである。そちら内容を紹介した下記の記事もアップカミングなアーティストにとって非常に重要なものであろう。

9th Wonderが語るカニエ・ウェストのエピソードから学べること。「観客からは拍手もなかった」

 

 

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