DJ Premierが選ぶ、自身がプロデュースした曲トップ5

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)


 

http://www.djpremierblog.com/ から引用

http://www.djpremierblog.com/ から引用

 

DJ Premier(DJプレミア)

90年代のトッププロデューサーと言ったらDJ. Premierだろう。彼のプロデュースするトラックはDopeの代名詞と言っても過言ではない。ハードでファンキーなトラックにてジャズ、ファンク、ソウルをサンプルさせたら彼の右にでる者はいないとも言える。

 

そんな彼が、自身がプロデュースした数ある曲のなかからお気に入りの5曲を選んでいるので紹介したいと思う。

 

5. M.O.P. Feat. Gang Starr – Salute Part II


 

➖ これは最高だよ。いつものリズムパターンとは違うことをやっているし、M.O.P.もGuruもリリックが本当に強くて、自分まで強くなった感じがするよ

 

4. Gang Starr – Mass Appeal


 

3. Gang Starr – Full Clip


➖ この曲は俺にとって特別なんだ。Big Lが亡くなった日に作った曲だったし、全DJが冒頭の「Big L Rest in Peace」という声ネタをサンプルするようにあそこに配置したんだ。

 

2. Royce Da 5’9” – Boom


➖ 彼のリリックはまじで頭がおかしくなりそうなぐらい凄かったよ。Lady of RageのAfro Puffsからとった「Boom! Bam! Goddamn!」のスクラッチも超あってたし、あれはDJたちにも自慢できるスクラッチだ。

 

1. Nas – NY State of Mind


これが凄いのは、Nasはその場で書いて「どうやってスタートすればいいのかわからない…」と言いながら1テイクで録ったことだな。実際に音源でもヴァースが始まる前にNasがそう言っているのが聞こえるし。俺らはもう彼のラップでテンション上がっているのに、1テイクでヴァースを録り終わったあと、俺らのほうを見てシャイな感じで「今ので大丈夫だったかな?」と聞いてきたのが面白かった。

 

上記がDJ Premierが選ぶ、自身がプロデュースした曲トップ5であるが、かなり納得がいくリストとなっている。個人的にはGang StarrのSkillsやRite Where You Standが大好きであるが、上記の曲は確かにDJ Premierのスタイルを理解する上で欠かせない5曲となっている。

DJ Premier「もし俺がヒップホップしかやらないと思っているなら、あなたは俺の歴史を知らない」

ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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