Nicki MinajがLil Wayneの仕事に対するコミットメントについて語る。期待の上をさらにいく心

 

 

作品を作る上で

最も重要な要素とはなんだろうか?スキル、機材、環境、才能など様々な答えが返ってくるだろう。そのなかでも個人的に最も重要だと思っているのが「コミット力」である。物事を細かく計画し、前に進める力がないと、いくら「クリエイティビティ」があったとしても、作品やキャリアを作ることができないのだ。そんな「コミット力」に関わる「プロセス」の話を以前は取り上げた。

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そのような意味でもアーティストにとってやる気がでるような話を頻繁に取り上げている。今まで様々なアーティストのモチベーショナルなエピソードを取り上げてきたが、仕事に対する「コミットメント」というと、思い浮かぶのがLil Wayneである。彼が今までフィーチャリングされてきた作品の数は非常に多く、彼の露出は与えられたものではなく、まさに「グラインド」をして努力によって掴んだものであることが理解できる。

そんな彼の「グラインド」について語ったのがNicki Minajである。彼女もまたLil Wayneの精神を受け継いだ者であろう。ビルボード100位以内に76曲が入ったということで記録を更新した彼女であるが、まさにこれも本人のコミット力が産んだ結果である。彼女はDazedのインタビューにてこのように語った。

 

Nicki:自分がこういう功績を残していることについて、まだ夢を見ているかのような感覚でもある。まだアルバムとかをリリースする前に、私はLil Wayneの仕事に対する熱意とコミットメントが欲しいと神に頼んでいた。彼は皆がフィーチャリングしたがっていた人だった。私がこの記録を更新できたのも、様々なアーティストたちが私のことを信じてシングルやビデオを作ってくれたから。

 

Lil Wayneのような熱意とコミットメントが欲しいと神に頼んでいたと語るNicki。自分のスキルだけではなく、そのコミットメントのおかげで、他のアーティストが自分のことを信じるようになってくれたと語った。さらに彼女はスタイルの多様性についてこのように語った。

 

Nicki Minaj:私をフィーチャリングしてくれたアーティストたちには感謝をしないといけない。毎回フィーチャリングされる度に、新しいフローやスタイルを習得することを余儀なくされる。ポップな曲でも、レゲェ曲でも、ラップでもR&Bでも、皆がNicki Minajに特別なものを求めている。皆に電話して「曲に参加させて!」と頼んでいるわけじゃなくて、今までずっと自分のブランドを作ってきたからできたことだった。皆の期待のさらに上に行きたい。私にオファーをくれた人たちには感謝しきれない。

 

様々な楽曲に参加したことにより、スタイルとフローに多様性が出たと語る。参加オファーをくれたアーティストの信頼を裏切らないためにも、期待の上をいくために努力しているうちにスタイルの「フレキシビリティ」が身につくのだ。

このブランディング的な観点はどの分野でも非常に重要な要素である。「クレディビリティ」という言葉で表せられる「信頼性」「信憑性」というものであるが、世の中「クレディビリティ」を作り上げること以上に重要なことは中々ないのではないのではないだろうか?一過性のものとして、瞬間瞬間を楽しませるのも重要であるが、上辺の見栄張りブランディングではなく、「こいつには期待できる」と思ってくれる人の多さが「成功」なのかもしれない。そしてその第一章が「コミットメント」なのだろう。もちろん自分がやりたくもないことに関しては期待に答える必要もない場面もあると思うので、自分が将来どのようになりたいかを考え、「必要な分野でのコミットメント」をすることが重要である。コミットの形は下記がオススメである。

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