インディーズアーティストはNipsey Hussleを研究したほうがいいのかもしれない

 

 

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)

 

Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)

カリフォルニア州ロサンゼルスの一部である、Crenshaw(クレンショー)出身の31歳である。彼の音楽はまさに昔の西海岸サウンドを受け継ぎながらも、モダンな要素も含んでいる。

 

2016年にリリースされたプロテスト曲を5曲厳選し、解説。

 

そんなNipsey Hussleが最近自身のインスタにて公開した画像が話題となっている。

https://www.instagram.com/nipseyhussle/?hl=ja

 

これはTunecoreという、誰もがiTunesやSpotifyなどで配信できるディストリビューターサービスのスクリーンショットである。彼はストリーミングと配信だけで、1億円ほどの売上があるということを示しているのだ。さらに彼は「自分の作品を自分でコントロールすることでお金が生まれる。業界に嘘をつかせるな」と語っている。

実際にいつからいつまでの期間にて、1億円ほどの売上をあげたのかは定かではないが、インディーズアーティストとしては素晴らしい功績であろう。さらに彼は自身のブランドや、もちろんライブもやっているので、全ての売上を換算するとさらに大金となるであろう。

 

インディーズアーティストは彼を参考にできるのでないだろうか?


彼の成功を見ていると2つのことがわかる。それが、「ローカルからの支持」と「アルバムを出していない」ということである。

 

1. ローカルからの支持


彼の音楽の特徴としては、LAのクレンショーなどのゲットーに特有なサウンドに振り切っているのだ。ハードなリリックであり、地域の人たちが共感できるものをやることにより、ファンを得ていると感じた。さらには自身が根強くコミュニティに属しているため、街のなかでも身近な存在となっているのであろう。自身が身近な存在になれる場所で、広く浅くではなく、狭く深く攻めているのだ。狭い場所で熱量をもった音楽は、きっかけがあれば外の世界でも爆発するのだ。これはJay Zが最初にブルックリンにてやった方法と似ている。

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2. アルバムを出していない


さらに彼のディスコグラフィーを見ると、正式なアルバムを一枚も出していないということを知ることができる。現代の、プレイリストなどから音楽を発見する流れに、彼の活動スタイルがあっていると感じる。シングルやEPなどは多く出しており、一曲ずつを小出しにすることにより、ストリーミング世代のリスナーを飽きさせないようにしているのであろう。もちろんJ. Coleのようにアルバムを一つのストーリーとして、素晴らしいアートを作り上げるアーティストもいるが、YouTubeとローカルが主な活動場所になっているアーティストにとってはNipsey Hussleのスタイルがあっているだろう。

インディーズアーティストは、そんなNipsey Hussleの活動スタイルを研究することにより、成功への道が見えてくるのではないだろうか?下記の記事もインディーズアーティスト必見である。

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ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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