7年ぶりのGorillazのアルバム「Humanz」のタイトルに込められた想いとは?

 

 

 

7年ぶり

にアルバムリリースしたDamon Albarn(デーモン・アルバーン)のバーチャルバンドのGorillaz(ゴリラズ)。今回リリースされた「Humanz」は26曲入りの大作となっており、Vince Staples、Danny Brown、De La Soul、DRAM、Pusha Tなどがフィーチャリングされている。しばらく前に先行4曲は既にリリースされており、この6週間はそれらを元にプロモーションを行っていたが、遂に「Humanz」がiTunesなどにて発売された。

今までの作品と同じようにラッパーから他のジャンルのアーティストたちまでかなり幅広くコラボをしており、今までのゴリラズのエッセンスを入れながらも確実に「新しい音楽」として昇華をしている。さらにこのアルバム・ジャケットを見たら誰もがビートルズを彷彿とするだろう。もしかしたらこれが最後のアルバムだと示しているのかもしれない。

さらにデーモン・アルバーンはこのアルバムのタイトル「Humanz」についてBBCにてこのように語った。

 

これはSではなく、ZがついたHuman(人類)なんだ。これは単純に変換の時期を迎えているということだ。私たち人類は徐々に「何か」に変わっていっている。このアルバムは去年の頭に私の頭のなかに浮かんできたダークファンタジーからきている。世の中で起こっている最も変で、予測ができない、世界の全てを変えてしまうようなできごとを想像していたんだ。

 

彼はこのアルバムがダークファンタジー的なコンセプトからできたと語った。さらに実際の世の中の情勢や方向性がダークファンタジーのように「予測ができなく」「変」であるという意図が込められていると感じる。ここ数年に限ったことはないが、多くの問題が目立つ世の中に違和感を感じているアーティストは彼だけではないだろう。アルバムを聞きながらも、そんな「変」なダークファンタジーのような世の中を感じることができる。

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