伝説のプロデューサーQuincy Jonesが語る「音楽の未来を担うアーティストたち」から見る真の「ドン」の発想

 

 

ブラックミュージック界の真のドン

であり、生ける伝説と言ったらQuincy Jones(クインシー・ジョーンズ)だろう。有名所だとマイケル・ジャクソンの「Thriller」「Bad」やフランク・シナトラなどをプロデュースしている。紛れもなくブラックミュージック界のG.O.A.T.(グレーテスト・オブ・オール・タイム)である。以前は彼の「12〜13歳の時に作曲を始めて、目から血が出るまでやったよ。」という発言を紹介した記事を書いた。

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そんな彼は84歳になったわけであるが、彼は今でも超現役である。この年齢になり、既に様々な功績を残してきた彼であるが、今でも10本の映画、6個のアルバム、4つのブロードウェイショー、クラブやレストランを製作中だと語っている。そんな84歳でもバリバリ現役な彼には今の音楽業界はどのように見えているのだろうか?彼が好きな若手アーティストは誰なのだろうか?そんな動画を紹介したい。

 

➖今活躍しているアーティストで「音楽業界の未来は明るいな」と感じることができるアーティストはいますか?

Q:まずはケンドリック・ラマーかな。そしてブルーノ・マーズも好きだな。後はコモン、Ludacris、Esperanza Spaldingも好きだ。

後はあのJoey Alexanderというインドネシアの13歳の子なんだけど、恐ろしいね。ハービー・ハンコックのようなプレイをするよ。

 

Q:こうやって若者たちが、音楽のあるべき姿を見せてくれているのは素晴らしく美しいことだ。全員素晴らしいよ。

 

もちろんケンドリック・ラマーやブルーノ・マーズの名前を挙げた世界最大のプロデューサー。Ludacrisやコモンはヒップホップ界だと割りとベテランに入るが、84歳の彼にとっては若者なのだ。実際にLudacrisはQuincy Jonesのセルフプロデューストリビュート・アルバム「Q: Soul Bossa Nostra」にてコラボをしている。Ludacris本人も「Number One Spot」でQuincyの「Soul Bossa Nostra」のサンプルを使用しており、実際にそちらのMVでもQが登場している。

 

そして彼が紹介したのはインドネシアの13歳Joey Alexanderである。彼はジャズピアニストであり、2016年と2017年のグラミー賞にてノミネートされている 。

Qのこのような発言を見る度に彼の「真のOG像」が思い浮かぶ。彼は84歳であり、上記のアーティストが生まれるはるか前から第一線でヒットを作ってきた人である。音楽業界では全く新しいものが出てきたとき、批判が集まるのが毎度の構図である。ジーン・シモンズがヒップホップを批判したように、ヒップホップは批判の対象になるジャンルであったのだろう。わかりやすい例としては、映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」にてN.W.A.が、World Class Wreckin’ CrewのAlonzoに「こんなの作ってもどうにもならないから辞めろ」と言われているシーンだ。しかしQは、常に新しいものを容認し、若者たちを集めて自分の曲に参加させたり、サンプルを提供したりしてきた「真のOG」なのだ。

常に音楽と向き合い、音楽の進化を見届けてきたQuincy Jones。「私は84歳だけど、まだまだ始まったばかりだ」と語る彼は、今後も素晴らしい作品をプロデュースしてほしいと感じる。

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