Dr. DreとScott Storchのコンビが復活か!?どのようなプロジェクトをやるのだろうか?

 

 

Dr. Dreの全盛期

というとどの時代を思い浮かべるだろうか。N.W.A.の「Straight Outta Compton」でも素晴らしいプロダクションを見せ、ソロアルバム「The Chronic」ではヒップホップの世界を一気に変え、「2001」ではヒップホップサウンドを次世代へと誘った。恐らくプロダクションのインパクトとしては、「The Chronic」か「2001」周辺のDr. Dreを選ぶ人が多いだろう。

ヒップホップを次の時代へと誘ったDr. Dreの2ndアルバム「2001」8つの制作秘話

 

「Compton」ももちろん個人的には好きでかなり聞いていたが、ヒップホップ界へのインパクトという意味では、「2001」ほどの力は持っていなかったと感じる。さらには最近Dr. DreのHBOドキュメンタリー「The Defiant Ones」内で公開された「GunFiyah」という曲は、恐らくKing Mezがラップを書いているのだが、正直Dreに合っていないようにも思える。

 

1999年に「2001」がリリースされて、「2001」サウンドがヒップホップをテイクオーバーしたようにも思える。シンプルであるが、一つ一つの音がダイナミックなビートが主流となった時代であった。その裏にいた立役者の存在がScott Storch(スコット・ストーチ)である。彼の存在についてはPlayatunerで何度か取り上げているのだが、「2001」も2000年代のヒップホップサウンドも、彼の存在がいなかったら実現していなかったであろう。

コカインで80億円の財産を溶かした、2000年代を代表するプロデューサー「Scott Storch」の復活から学ぶ

B Realも「一時期はラジオでScott Storchのビートしか流れていなかった」と語っており、それほどインパクトのあった存在である。Dr. Dreをメンターとして持ち、「2001」の様々なフレーズをプロデュースすることになった彼であるが、Dreとの共作以外でもBeyonceの「Crazy in Love」やクリスティーナ・アギレラの「Stripped」やThe Game、50 Centを手がけてきた。

 

Dr. Dreは世の中で最も好きなプロデューサーであるが、私には「もしかしたらDr. Dreが今後プロデュースする曲、あまり好みじゃない感じになるのかな…」と思ってしまった時期があったのだ。しかしこの度Dr. DreとScott Storchが何かしらを一緒に制作しているらしい。

以前取り上げたときには、再会したという旨であったが、今回は何かしらのプロジェクトを一緒に制作しているという旨であり、今後の2人の動きに超注目である。

彼との関係が崩れて長年経った今、やっとメンターのDr. Dreの目を見て「俺は正しくやれてるよ!」と言えるようになった。今日Dreに会った理由は、近日中にお知らせられるよ。誰もが予想ができないことだ。俺が言えるのは、俺の人生がまるで映画だってことだ。

 

何が起こるのかはわからないが、何かしらのプロジェクトが実現されると語った。これは非常に期待できるだろう。Scott Storchのドキュメンタリー説も浮上しているが、現在Dr. Dreが手がけているエミネムのアルバムももうすぐ完成しそうということで、エミネムのアルバムにScott Storchも参加していたら、どれだけテンション/ハードルが上がるだろうか?今後のDr. DreとScott Storchプロジェクトに期待が高まるばかりだ。

コカインで80億円の財産を溶かした、2000年代を代表するプロデューサー「Scott Storch」の復活から学ぶ

いいね!して、ちょっと「濃い」
ヒップホップ記事をチェック!