カリフォルニア育ちのラッパーが紹介する西海岸ヒップホップ④ 2nd II None

Writer:渡邉航光(Kaz Skellington)



2nd II None(セカンド・トゥー・ナン)

カリフォルニア育ちのラッパー渡邉航光こと(Kaz Skellington)が聞いて育った西海岸ヒップホップを紹介するシリーズ第④弾。今回紹介するのは2nd II Noneというコンプトンのヒップホップデュオです。カリフォルニア育ちのラッパーが紹介する西海岸ヒップホップシリーズはこちら

第①弾「Tha Dogg Pound」 第②弾「Luniz第③弾「Celly Cel」

2nd II None(セカンド・トゥー・ナン)は、カリフォルニア州コンプトン出身のヒップホップデュオである。メンバーの「KK」と「Gangsta D」は従兄弟同士であり、コンプトンのギャング「Bloods(ブラッズ)」に所属していた。ブラッズというと、ロサンゼルスに存在するギャングの「Crips(クリップス)」と敵対しており、有名所ではラッパーのゲーム、YGDJクイックシュグ・ナイトなどがBloodsに所属をしていた。

2nd II Noneは1990年に結成され、1991年にProfile Recordsから1stアルバム「2nd II None」をリリースした。このアルバムは全曲あのDJ Quik(DJクイック)にプロデュースされており、ドクター・ドレー以前のカリフォリニアサウンドを体現している。

その後90年代は未リリース作品や、映画「Above the Rim」のサントラに収録された記事上部の「Didn’t Mean to Turn You On」以外には、目立った活動はしていないようであった。ちなみに上記の「Didn’t Mean to Turn You On」の元ネタは以前紹介したギャップ・バンドである。

1999年に8年ぶりのアルバム「Classic 220」をリリースした。このアルバムもDJ Quikが全面的にプロデュースしており、前作に比べキャッチーになっている。

あまり表立った活動はないが、2014年に「Compton Muzik」をリリースし、ウェストコーストヒップホップのOGとしてのスキルを見せている。1999年の「Classic 220」がDJ Quikのプロダクションが光っているのもあり、ポップさとウェストコーストさの融合が個人的には気に入っている。