カリフォルニア育ちのラッパーが紹介する西海岸ヒップホップ② Luniz

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)


 

カリフォルニア育ちのラッパーが紹介する西海岸ヒップホップ

カリフォルニア育ちのラッパー渡邉航光こと(Kaz Skellington)が聞いて育った西海岸ヒップホップを紹介するシリーズ第二回!今回紹介するのはLuniz(ルーニーズ)。

第一弾「Tha Dogg Pound」 第三弾「Celly Cel」 第四弾「2nd II None」

iTunes: I Got 5 on It (feat. Michael Marshall) – Luniz

 

Lunizはカリフォルニア州オークランド出身のヒップホップデュオである。YuckmouthとKnumskullによって結成された彼らは、元々はLuniTunzという名前で活動していた。活動6年目にフィーチャリングされたDru Downの「Explicit Game」のアルバムがきっかけで彼らは世間から注目を浴びるようになる。

1995年にリリースしたデビューシングルの「I Got 5 On It」(上記曲)は大ヒットし、米国だけで100万枚の売上を記録した。同曲はR&Bシンガーのマイケル・マーシャルをフィーチャリングしており、元ネタはClub Noveauの「Why You Treat Me So Bad」を使用している。

 

大ヒットデビューシングル「I Got 5 On It」が入った1stアルバム「Operation Stackola」はプラチナ認定されるほど大ヒットし、なんとリリース時にマイケル・ジャクソンの「HIStory」からビルボード1位の座を奪った実績がある。実際このアルバムが彼ら最大のヒットとなった。

iTunes: Playa Hata (feat. Teddy) – Luniz

 

上記のPlaya Hataはボビー・コールドウェルの「What You Wont Do For Love」を使用している。彼らのサウンドはオークランドヒップホップということもあり、西海岸ヒップホップによく見られるLAサウンドとは違い、ドロっとした雰囲気がある。T00 $hortが確立したオークランドヒップホップとは少し違うが、LAのカラッとした感じとは違い、ベイエリアの湿った雰囲気を聞き取ることができる。全体的にラップはかなりモタリ気味で独特なリズムの取り方となっている。

Lunizはクインシー・ジョーンズの「Stomp」のヒップホップリミックスバージョンにもクーリオ、Yo-Yo、チャカ・カーンと共に参加しており、グラミー賞にノミネートもされている。ネチッこいラップが入ったらLunizだと気がつくであろう。

iTunes: Stomp – クインシー・ジョーンズ

その後のアルバムは1stの「Operation Stakola」ほどのヒットに恵まれず、惜しくも解散してしまった。2015年にはデビュー20周年ということで再結成した。

ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー件、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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