ヒップホップ曲を使用しているイケてるスケートボードビデオ10選

 

 

1970年代にカリフォルニアで生まれたスケートボード。

ブラックミュージックの歴史の中でも比較的新しく勃興したジャンルであるヒップホップも、その誕生から優に40年以上が経過した。今も若者のストリートカルチャーを象徴するヒップホップではあるが、ストリートカルチャーの象徴としてヒップホップと双璧を成しつつも、ストリートカルチャーとしてお互いに混ざりあった分野がスケートボーディングだと言える。

元々はサーフィンの亜流として白人主導で生まれたスケート文化はここまで成長したが、今では黒人主導で生まれたヒップホップとの相性は抜群と感じる人が多く、様々なプロスケーターも自身のビデオパートにヒップホップを使用している。まだヒップホップと混ざり合っていないスケート黎明期の西海岸の雰囲気は、「ロード・オブ・ドッグタウン」という70年代にヴェニスビーチにて斬新なスタイルで活躍したスケーターたちの映画がとても分かりやすく描写してあるのでオススメである。

 

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そんなスケートボードとヒップホップの組み合わせをさらに認識するために、今回は私が見たスケートビデオのなかでヒップホップを使用している印象的なパートを10個紹介したい。もちろんこの他にもイケてるビデオパートはたくさん存在するので、10個に絞るのに時間がかかったが、そんな10個はこちら!

 

Paul Rodriguez 「Yeah Right!」


Girl Skateboardsに所属していた今ではスーパースターのPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)。Girlの名作ビデオとして今でも語り継がれている「Yeah Right!」の彼のパートではNasの「Get Down」と「Made You Look」を使用している。

 

Josh Kalis「The DC Video」


ベテランストリートスケーターとして今週に41歳になるJosh Kalis(ジョシュ・カリス)。数々の名パートを輩出してきたDC Shoeの一員としての彼のパートは素晴らしく、Gang Starr「Full Clip」を使用している。

 

Sewa Kroetkov「This is Not a Test」


伝説のスケーターのMark Gonzalezが立ち上げた老舗スケートブランドBlind Skateboards。Blindが2011年にリリースした「This is Not a Test」のSewa KroetkovのパートはDas EFX「Real Hip Hop」を使用している。

 

ゲームTony Hawk Undergroundのイントロ


スケーターキッズたちが夢中になったゲームはいくつかあるが、その中の一つはこちらのゲームであろう。こちらはスケートビデオというより2003年に発売された「Tony Hawk’s Underground」というゲームのイントロ映像なので、少し趣旨が違うかも知れないが、素晴らしい映像となっている。Jurassic 5「A Day at the Races」が使用されており、Tony Hawk、Eric Koston、Paul Rodriguez、Bam Margera、Chad Muska、Geoff Rowleyなどのスケートスターたちが参加している。

Tony Hawk Underground / Game

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Tony Ferguson「The Chocolate Tour」


カナダ出身の元プロスケーターTony Ferguson。彼は2005年に引退をしてしまったが、現在はアパレルブランドなどをやっており、スケートやストリートウェアの知見を活かした仕事をしている。彼が参加した「The Chocolate Tour」ではThe Beatnuts「Watch Out Now」が使用されている。

 

Eero Antilla「Who Cares?」


私がこのビデオを見たのは雑誌Kingpinをたまたま買ったことがきっかけであった。なんとなく目に止まり、今まで見たことのないスケーターのビデオが付録されていたので購入したのだが、曲とスケートスタイルのマッチがスムーズであったので当時このパートをかなり気に入ったのを覚えている。このビデオがきっかけでスウェーデンのヒップホップグループ「LoopTroop」を知ることができたので感謝をしたい。

 

Rob Dyrdek「The DC Video」


またまたDC Videoであるが、Rob DyrdekのパートはEric B. & Rakimの「Know the Ledge」を使用しているので入れるべきであろう。タイトルの「Know the Ledge」とレッジでスケーティングをすることをかけているのだろうか。

 

Antwuan Dixon「Baker 3」


刑務所に入ったり出たりしているAntwuan Dixon(アントワン・ディクソン)。彼はスケーターとしては間違いなくトップレベルになれる実力があったと感じるが、そのなかでもBaker 3のパートを見たときの衝撃は忘れられない。彼のスケートするときの「手を上げないスタイル」はあまりにも印象的である。楽曲はJunior M.A.F.I.A.「Let’s Get it On (Remix)」のNotorious B.I.G.のヴァースである。

 

Wade Desarmo「ITS OFFICIAL」


スタイリッシュなスケートスタイルで知られるWade Desarmo。彼の服装からも2000年代のヒップホップのトレンドを感じることができる。使用している楽曲は元G-UnitのYoung Buck「Stomp」であり、DGKのビデオでは基本的にナイスなヒップホップを聞くことができる。

 

Stevie Williams「The Reason」


スケート×ヒップホップと言ったらStevie Williamsであろう。黒人スケーターのパイオニアとして、様々な人の道を開けてきた彼はスケーターだけではなく、スケートブランドDGKの創業者でもある。フィラデルフィア出身であるが、14歳のときにヒッチハイクでカリフォルニアに渡っている。その後はChocolateやZoo Yorkなどのチームにもいたが、2002年にDGKを立ち上げた。上記のビデオでは同じくフィラデルフィア出身のThe Rootsの元メンバーScratchがビートボクシングを披露している。使用されている楽曲はBig Twan「My Mic」。

 

いかがだろうか?こちらが私が個人的に印象に残っているヒップホップを使用したスケートビデオパート10選である。基本的にThe DC Videoはかなりイケている曲が多かった印象である。さらにやはりStevie Williamsのパートもヒップホップとしては外せないと感じる。「スケート」という一つの事象に対する愛を共通点として、このように様々なカルチャーが混ざっている状態はとても素晴らしいことだと感じる。

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