ここ最近のIce Cube

はとても忙しくしているようだ。先日Playatunerでも紹介した「Death Certificate」の25周年バージョンに加え、彼が立ち上げた「NBAを引退したバスケプレイヤーの3対3のマッチ」のバスケリーグも開始される。

そんな彼の「Death Certificate」の25周年バージョンにて収録される新曲「Only One Me」が公開された。この度新しくあのインタースコープ・レコードと契約したのだが、この25周年バージョンは3曲新曲が入っており、Ice Cubeの音楽活動の完全復活となるのだろうか？「Only One Me」ではラップ歴史をおさらいしているようなので、紹介をしたい。

この曲では基本的にIce Cubeがいかにオリジナルであり、レジェンドであるかということについてラップしている。印象に残ったラインはこちらだ。

Taught 2Pac how to keep it gangster
I showed Biggie Smalls how to release his anger
Who came before me? Melle Mel, Ice T
King T, KRS and the homie Chuck D
P.E, DMC, nigga know your history
If Cube ain’t top 3, then you’s a bitch to me
Ice Cube, the name will live in infamy
Ask the young nigga that invented Eazy-E
West Coast bitch, yeah that’s all me
With Too Short and the D-R-E
We made it too hard, check our family tree

俺が2Pacに「ギャングスタ」であることを教えた
俺がBiggieに「怒り」を露わにすることを教えた
俺の前に誰がいたかって？Melle Mel、Ice T
King T、KRS、俺のホーミーChuck D、パブリック・エネミー
歴史を勉強しな。
もし俺がお前のトップ3に入ってなかったらお前はビッチだ。
Eazy-Eを創ったやつに聞け、ウェストコーストだ、全部俺だ。
Too ShortとD-R-E
俺らはハードにしすぎた。俺らのファミリーツリーをチェックしな。

彼は自分が2Pacに「ギャングスタ」の精神性を教えたと語り、さらにビギーに怒りを落とし込む方法も教えたと語る。確かにアグレッシブな感情を露わにするラップは、Ice Cubeのおかげで広まったと言っても過言ではない。彼の功績は計り知れないだろう。単に自分の伝説的なステータスを自慢するのではなく、自分より前にいたレジェンドたちにもリスペクトを見せている。

そして彼とEazy-EとDr. Dreが作り上げた西海岸の世界についても語る。彼らがいなかったらここまでオープンに音楽で表現はできなかっただろう。