DOOMの15週連続企画が途中で中止。むしろ当初から中止が予想できていた理由とは?

 

スーパー悪役

のMF DOOMがAdult Swimにて15週連続で新曲を公開するという企画をPlayatunerでは追いかけていた。DOOMの曲が毎週公開されるということは奇跡に近く、毎週楽しみにしていた人も多かっただろう。なかにはSean Price、Jay Electronica、Kool Keithなどをフィーチャリングした曲があり、どれもドープな内容のものとなっていた。

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しかし急遽この企画が中止になってしまった。

Missing Notebook Rhymes(行方不明のライムノートブック)」という題名の企画であったが、どうやら本当に行方不明のまま終わってしまったようだ。期待していたDOOMファンにとっては残念な結果になってしまい、私も残念に感じている。

しかし残念に感じている反面、少し予想通りと言っても過言ではない。むしろ私以外にもこのように中止になることを予想していた人はいただろう。そもそも途中で企画を中止すること自体が企画だったのではないだろうか?実は全部予定通りなのではないだろうか?とも思ってしまう。

DOOMはスーパー悪役である。以前もPlayatunerで書いたが、パラドックスを上手く利用することにより、今までにない「キャラクターの世界」というものをヒップホップに持ち込んだ。そして彼はスキルではなく「見た目やキャラ」を重視する業界へのアンチテーゼとして、逆に見た目やキャラを非常に重視した世界観を作り上げたのだ。自分が「必要悪」になることにより、業界に一石を投じる彼のパラドックスは、彼に「悪役キャラ」だけではなく「カリスマ悪役」としての地位を与えたのだ。

そんな悪役DOOMの悪役っぷりを表したエピソードとしては、自身のライブにマスクを被った影武者を出演させたことが有名だろう。観客が気がついて「誰だよあいつ」となったらしいが、これも「アメコミにいるような悪役の所業」と考えると、何故か許せてしまう。そう考えると今回の企画の中止も「やられたな…」と妙に納得してしまう。本当にこれが意図された中止なのか、何かしらのアクシデントがあったのかはわからないが、彼を攻める気にはならない。

中止が発表された当初にAdult SwimのDOOMページに行くと、クラッシュページが表示されるようになっていた。今は消えているが、そのクラッシュページには「クラッシュについて覚えていること」という文章が表示されていた。その文章は「家族で交通事故(クラッシュ)にあった」という内容であり、DOOMの過去からすると少し不安が残る内容となっている。これは今後はじまるプロジェクトへのヒントなのだろうか…?何にせよ、Westside GunnとDOOMのプロジェクトは今後の楽しみである。

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