Drake「このMVは俺の人生で一番大切なものだ」彼のMV「God’s Plan」の予算の使いみちとは?

 

 

還元をするアーティストたち

についてはPlayatunerにて頻繁に取り上げるようにしている。特に地域への教育にたいして行動を起こしているアーティストたちは「リーディング・エグザンプル」として世間に広めるようにしている。以前はコンプトンの学校に10億円ほどを寄付したDr. Dreや、子供たちのフットボールリーグを設立したスヌープや、フッドに教育施設をつくるNipseyについて紹介してきた。

教育を行き渡らせるために地域に長期的な投資をするラッパーNipsey Hussle。彼のプロジェクト「Too Big to Fail」は必見

 

そんななか、2018年のベストビデオと言っても過言ではないMVがリリースされた。それがDrakeの「God’d Plan」である。DrakeはインスタグラムにてこのMVを「自分のキャリアのなかで一番大切なことをやった」と語っており、米国のインターネットユーザーの多くがこのMVからインスピレーションを受けている。

そんな彼のMVはこちら。

 

実際にMVを見て頂きたいが、こちらの冒頭では「このMVの予算は$996,631.90だった。だから全部みんなにあげました。レーベルには言わないように…」という文言からはじまる。そう、彼はMVの予算1億円以上を学校や養護施設、また金銭的に困っている家族に寄付したのだ。そしてこのMVはその様子を映像としてキャプチャーしたものである。また、スーパーマーケットにて買い物をしている人たちに対して「この店にあるものは全て支払うから欲しいものをなんでもカートに入れていって!」と伝えている。

Drakeが人々の前に登場したときの皆のリアクションがもう既にプライスレスであるが、彼がこのMVで見せたリーダーシップは素晴らしい。MVで最新の技術を使用して「超かっこいい」MVを作ることもできたが、彼は映像自体にはお金をかけずに、最高のMVを作り上げたのだ。もちろんプロデューサーのDirector XとディレクターのKarena Evansの功績も大きい。これは見せつけているのではなく、「リーダーシップ」を発揮し、人々にたいして「良い事例」になろうとしていることが伝わってくる。このMVはビデオ・オブ・ザ・イヤーであろう。

ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington):カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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