J. Coleのマネージャーがグラミー後のブラックミュージック業界の怒りに解決案。

 

グラミー賞とブラックミュージック

先程の「ケンドリックがお怒り」という記事でも書いたが、ブラックミュージックとグラミー賞の関係は良好ではない。実際に最後にアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した黒人アーティストは2008年のハービー・ハンコックであり、この22年間でアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した黒人アーティストは5組しかいない(ホイットニー・ヒューストン、ローリン・ヒルOutKast、レイ・チャールズ、ハービー・ハンコック)。

ブラックミュージック界は毎グラミー後ブラックミュージックの少なさについて抗議をしているのだ。そんななか、J. Coleのマネージャーがツイッターにてブラックミュージック界にアドバイスをしている。

 

業界は毎年グラミーに対して「ブラックミュージックをリスペクトしていない」って怒るけど、次の年には顔を出すんだよな。グラミーいかないで家にいればいいのに(笑)

 

彼の主張はある意味正論だとは感じる。J. Coleも先程書いたフランク・オーシャンのように、ほぼメディアにはでずにミリオンを達成できるアーティストであり、受賞することを成功の定義にいれていない。このように自分のスタンスを貫き、俗世のイベントに参加せずとも「良い作品」を作ることができるアーティストは素晴らしいと感じる。

しかしここで考えないといけないのは、このようなスタンスのアーティストが増えるとさらに「意識の分離」が起こる恐れがあるかも知れないということだ。世界の音楽の祭典とされている場所にて、さらに人種/ジャンルが極端化することはあまりにも悲しいと感じる。別の世界で関与せずに活動するのは気持ちとしては楽かもしれないが、ここまで成長したジャンルをまた水面下の音楽に戻すのはもったいないとも感じる。そのなかで現実的な解決方法はやはり内部から「世界の音楽の祭典」としての自覚を持たせる「意識改革」なのかもしれない。

グラミーの投票メンバーになる方法はあるのだろうか?調べてみようと思う。