MC Jinの「Rhyme Book」からヒップホップへの熱い想いが込められたリリックを解説

 

MC Jin

アジア人ラッパーとしてはじめてアメリカでメジャーデビューをしたMC Jin(ジン)が「Rhyme Book」のMVを公開した。先日彼の功績を讃えるための記事を書いたが、さすがMC Jinと言いたくなるほどのリリックと言葉遊びである。この曲から印象に残ったラインをいくつか紹介したいと思う。

safe to say i paved the way for alot of up and comers
the industry is sudoku they just lookin’ at the numbers
俺がさまざまなアップカマーに道を作ったと言っても良いだろう。
でもこの業界は数独のようだ。彼らは数字しか見ていない。

hiphop is for the youth thats who it truly is serving
only right to pass the torch and continue the burning
ヒップホップは若者の希望であり、そのために存在している。
聖火を次の世代にバトンタッチして、火を絶やさないようしないといけない

when kool herc planted the seed at sedgewick and cedar
you think he knew that he’d be giving birth to future leaders
DJ クール・ハークがセッジウィック(ブロンクスの通り)に種を植えたとき、
彼は未来のリーダーたちに命を吹き込んでいたと知っていただろうか

俺のライムブックはリリックを書くためだけのものではない
誰も聞いていなくても、このライムブックの全てのページが俺の声を聞いているだろう

この曲「ライムブック」では、ヒップホップがただの音楽ではなく、「若者の希望」であり、「自分のような者の居場所」だと語っていると感じる。ヒップホップの生みの親DJ クール・ハークが植えた種が、ここまで社会的インパクトをもたらすムーブメントになったことへの感謝/讃歌とも言える。

社会に居場所がないと感じる若者たちにとって「ライムブック」は単にリリックを書くノートではなく、存在意義を感じることができる「居場所」となっているのだ。

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