エミネムがトランプ大統領をディスる。エミネムとトランプの過去の交友関係とは?

EminemとDonald Trump

Big Seanの「I Decided」は皆の2017年の期待作であったと言っても過言ではない。先行リリースされていたシングル「Bounce Back」はゴールド認定されており、今作も米iTunesチャートで1位を獲得している(2月3日)。年々とラップスキルが成長していると感じるBig Seanであるが、今作の目玉はやはりエミネムとのコラボであろう。先日Big Seanがエミネムを語るという記事を書いたが、エミネムのパートをこちらで聞くことができる。


No Favorにおけるエミネムのリリックで、特に目立ったのはトランプ大統領に対するリリックだろう。まだ就任はしていないときにレコーディングされたヴァースであるが、エミネムはこう語っている。

I’m anti, can’t no government handle a commando
Trump’s a bitch, I’ll make his whole brand go under

俺はアンチだ。政府はコマンドーを対処できない。
トランプはビッチだ。あいつのブランドイメージを地に落としてやる

エミネムが大統領をディスったのはこれがはじめてではない。2004年にリリースされた“Mosh”では「Fuck Bush!」とブッシュ政権を批判している。さらに、実はトランプとエミネムは交流があったのだ。

 

ドナルド・トランプとエミネムの交流


 

実は2004年にエミネムとトランプが交流をしていたのを知っているだろうか?2004年の大統領選挙活動時に、実際は立候補してはいないものの、エミネムを候補者に見立てたライブ「シェイディ・ナショナル・コンベンション」が行われた。その際に候補者に見立てたエミネムをトランプが後押しする、という寸劇が披露されたのである。

トランプ「エミネムは頭がいいし、度胸もある!俺はエミネムに投票するぞ!」

と観客に語り、エミネムが登場するという内容である。それから12年後、実際にトランプが大統領になり、エミネムの交友関係は変わったようだ。彼は去年リリースした「Campaign Speech」でも「自分の金で選挙活動をしているからこいつが最適?こんな自分を制御できないやつに権威を握らせていいのか?」とラップしている。(追記:Snoop Doggがトランプを撃つ!?MVを考察

波紋を呼んでいるSnoop Doggがトランプを撃つMVの意図を徹底的に考察してみた

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