ヒップホップ曲を手話で通訳する「DEAFinitely Dope」とは?Chance the Rapperが耳が不自由な人たちをライブに招待。
全員が楽しめる空間
音楽というのは「音」を楽しむと書くが、音以外にも楽しむことができる。特にフェスなどは全員が楽しめる「空間」であり、音楽以外の「非日常体験」を提供する場でもある。そんな「全員が楽しめる空間」をつくる流れが近年さらに進んでいることはご存知だろうか?
以前Playatunerでは、コーチェラなどのフェスにいる「手話スタッフ」の存在について取り上げた。彼らはステージの前でアーティストが表現していることを「手話」で伝えているのだ。手話スタッフについての詳しいことは下記の記事を読んでいただきたい。
その取組に力をいれるアーティストのうちの1人がChance the Rapperである。彼はこの度、ヒップホップの手話提供をしている「DEAFinitely Dope」とチームアップをし、ツアーに耳が不自由な人たちを招待するとDEAFinitely Dopeのインスタグラムにて発表された。
このDEAFinitely Dope、YouTubeにてヒップホップ曲を手話でパフォーマンスしているのだ。リリックをもっと大勢の人々に伝え、耳が不自由な人達にもラップという言葉のアートを知ってもらおうと活動しているのである。下記は彼が手話でパフォーマンスするWarren GとNate Doggの名曲「Regulate」の動画である。
このようにリリックに合わせ、手だけではなく、体全体を使って表現することにより、そのパワフルなストーリーを伝えている。下記は実際に彼がChance the Rapperのライブにて手話スタッフをしている動画であり、いかに彼がChanceの世界に入り込んでいるかがわかる。
Chanceは50枚の前列チケットを耳が不自由な人たちに無料で配布すると発表している。このようにライブは単に音楽体験を提供する場だけではなく、「全員が非日常を感じることができる空間」として進化しているのだ。
彼らの活動はこちらのサイトでチェックできる。
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