Machine Gun Kellyがエミネムのラジオ番組「Shade45」に出入り禁止になった理由

 

Machine Gun Kelly(マシンガン・ケリー)

去年彼は、最新アルバム「General Admission」のプロモーションのため、米ヒップホップラジオ番組のThe Breakfast Clubに出演した。その際、なんと彼は「エミネムのラジオ番組 Shade 45や他のメディアからブラックリスト扱いされていると思う」と語ったのだ。

 

動画によると、なんと彼はそもそもShade 45どころか、その放送局であるSirius XMの全番組からブラックリスト扱いされていると主張している。該当されるツイートは現在削除されているものの、「エミネムの娘がセクシーだと思うってツイートしたのが原因だと思ってるよ」とMGKは語った。

問題のツイートではMGKはこう投稿している。

「さっきエミネムの娘の写真を見たんだけど…マジでファッキンセクシーだね。エミネムはキングだからディス的な意味じゃなくて」

 

この発言にたいしてエミネムが不快感を覚えたのか、Shade 45から立ち入り禁止になったとMGKは語っている。「エミネムは娘のことになると相当厳しい」という噂はどうやら本当だった。さらにMGKは他のメディアにも嫌われていると主張している。

 

まずはThe FADER誌から「Machine Gun Kellyに関する記事は今後書かない」ってメールがきたんだよ。その後にはローリング・ストーン誌からもアルバムレビューを拒否されたよ。理由はわからないが、なぜか嫌われているんだ。

 

これがどこまで真実かはわからないが、もし真実だとしたら、メディア運営をしている者からすると違和感を覚える。「メディアがアーティストにたいして好き勝手に書くのはいいが、アーティストがメディアにたいして好き勝手言うのは駄目」という構図ができあがってしまっているのではないか?という疑問が浮かぶのである。

もちろんエミネムの娘の件のように、家族やその人の大事なものを明らかにハラスメントをするのは間違えているし、OKなことではない(MGKのハラスメント的な言い方も悪かっただろう)。しかし表現としてアーティストが何を発言するかは自由であり、ジャーナリズムとしてどうなのだろうか?と感じる。実際に何かをはじめるには批判がつきものなので、それを恐れているとつまらないものしか作れない。そのように批判されることを恐れているメディア/アーティストが増えれば増えるほど、世の中はつまらない情報で溢れるのかもしれない。

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