真面目にやる

という言葉に違和感を覚えたことはないだろうか？私はあるのだが、「真面目」という言葉がいわゆる「真摯」に取り組むということよりは、「周りに合わせる」という意味になってしまっている場合もよく見る。自分が「面白い」と思ったことを全力でやることが「真面目」とされず、他人に言われたことをそのままやるのが「真面目」とされる社会なのかもしれない。（正直言葉自体の意味なんてどうでもいいっちゃいいのだが）

そんな考えが頭に渦巻いているなか、最高に真面目であり、自分の好きなことに「真摯」な青年の情報を見つけたので紹介したいと思う。彼の名前はMark Phillips。彼は卒業写真のために、自分の好きなアーティストたちにリスペクト込め、彼らのアルバムカバーをオマージュしたのだ。彼はケンドリック・ラマー、J. Cole、Drake、Chance the Rapper、Lauryn Hillなどのアルバムカバーを卒業風に「カバー」したのだ。

I wanted to be creative with these graduation pictures while also thanking a few of my favorite artists. (S/o to Aff for taking these @cleanuniform)So I recreated their album covers with me graduating on them 😂🔥. These artists kept me focused and inspired to stay on the right path while accomplishing the goals I set for myself through their music and words. Thanks for all the inspiration and creativity (SCROLL to see them all guys!) @realcoleworld @bigsean @brysontiller @logic301 @kendricklamar @champagnepapi @chancetherapper @ms_laurynhill

Mark Phillipsさん(@supremedreams_1)がシェアした投稿 – 2017 4月 28 2:12午後 PDT

これらのアーティストは私に卒業をするためのモチベーションをくれたんだ。学業とビデオをつくることのバランスを取るのが難しかったから、彼の音楽が前に進むためのインスピレーションになった。

実は最初は母親にこのことを伝えなかったんだ。多分喜んでくれたと思うけど、やっぱ親戚に送るためにも普通の卒業写真を欲しがると思っていたんだ。だから家族のために普通の卒業写真を撮ったあと、アーティストに感謝を伝えるためにもクリエイティブなやつも作ったんだ。

彼はComplexにてこのように語った。単に普通に卒業写真を取ればいいものの、1週間かけて仲間たちとみっちりオマージュ写真を撮影し、合成をした彼以上に「真面目」な学生はいないだろう。セオリー通りのことをやれば一瞬で終わるものを、彼は好きなことのために「努力」をしたのである。このような行動力がある学生こそが企業が欲しがるべき人材だと感じる。彼の今後の進路がどのようなものかはわからないが、応援をしたいものだ。