Stones Throwがレーベルのスタジオを紹介する映像がテンション上がる。所属アーティストたちが語る!

 

 

熱いインディーズレーベル

と言ったらどこを思い浮かべるだろうか。様々なレーベルが出てくると思うが、皆さんが思い浮かべた中にはやはりStones Throwは入っているだろう。1996年にPeanut Butter Wolfが立ち上げたレーベルは、MadlibJ Dilla、MF DoomなどのベテランからNxworriesMndsgnなどの作品を世に出してきた。そんなStones Throwであるが、先日LAのスタジオを一般公開をするとの発表があった。

Stones ThrowがLAにスタジオを公開。一般へのレンタルも対応とのこと

このスタジオの写真を見るだけで素晴らしくテンションが上がるのだが、この度Stones Throwはこのスタジオを紹介する動画をリリースした。こちらでは所属アーティストが語っており、かなり興味深い内容となっているのでいくつかのポイントを紹介したい。

 

冒頭では創設者Peanut Butter Wolf、ベテランプロデューサーEgyptian Lover、ドラマー/トラックメーカーのKareem Rigginsが登場をする。ここからは彼らが語ったポイントを要約をしたいと思う。

 

Peanut Butter Wolf:Stones Throwスタジオを作ってから、色々なアーティストが今まで以上にコラボをしたり、今まで絡みのなかったアーティスト同士が絡んだりしていて、とても良いことだと感じる。そうやって新しい音楽が生まれているのを感じる。

Kariem Riggins:素晴らしいスタジオを持っているレーベルってなかなかないよな。ここのアナログの機材が特徴的なサウンドを作ると感じる。部屋のサイズも大きすぎないし、とても温かみのあるサウンドになるんだ。俺は若い世代に音楽をクリエイトし続けることを伝えたいね。クリエイトした音楽を良いレーベルに音源を送るように勇気づけたいし、Stones Throwはデモを送るのにとても良いレーベルだと思う。俺の息子がStones Throwからリリースしたがっているんだけど、長年運営しているにも関わらず、若者アーティストからも人気ってことは、レーベルとしての良さが伝わると思う。

Jake Viator(エンジニア):とてもアプローチしやすい空間だから好きだね。ちゃんとセットアップもしてあるし、宇宙船みたいな変な空間感も無いし。ホームな感じだったり、「母さんの家」みたいな落ち着きが欲しかったんだ。機材に関しては逆に母さんの家みたいな感じじゃなくて、ちゃんと色々置きたかった。Stones Throwのメンバーが今まで集めたヴィンテージシンセなども揃ってる。Juno 106、Crumar、ターンテーブル、全く使用されないテープのマスタリングマシンなど色々揃っているよ。

Sudan Archives:私はオハイオからバイオリンと服3着だけを持って、LAに出てきて、Stones Throwに所属することになったの。1曲聞かせて、契約をすることになってとても光栄に感じる。(プロジェクトの全曲がこのスタジオで制作/ミックス/マスタリングされるのは新人Sudan Archivesが初)

Egyptian Lover:Peanut Butter WolfのようにDJもやっていて、音楽を心から愛している人がレーベルの代表をやっていることが成功の要因だね。

 

彼らの発言を聞いているだけで、いかにStones Throwがファミリーとして素晴らしいレーベルかが伝わってくるだろう。このスタジオはできたばかりなので、完成品はまだ世に出てはいないがこれからのStones Throwリリース作品がとても楽しみである。Stones Throwスタジオの写真などもテンションがあがるので、是非こちらでチェックしてみてほしい。

Stones Throwがレーベルとして何故最高にイケてるのか?創業者Peanut Butter Wolfの理念から見るその理由

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