ラッパーたちがスタジオで製作している映像を見てモチベーションを上げよう!

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)


 

 

あなたはアーティストですか?

先日J. Coleの新作「4 Your Eyez Only」の制作ドキュメンタリーを見ていて思ったことがある。この動画はただ定点のカメラで制作環境を撮っているだけなのに、見ていて飽きないということだ。むしろかなり自分の制作モチベーションになることに気がついた。というわけで、苦戦しているアーティストたちは、プロの制作環境を見てモチベーションをあげてもらえると幸いだ。

 

Jay Z


TimbalandがJay Zに作ったビートを持ってきたときの映像。最後の曲のJay Zの反応と顔が最高である。この曲は後の「Dirt Off Your Shoulder」となる。ちなみに3曲目はLudacrisの「Potion」となるビートだ。

 

Jay ZとRick Rubinが「99 Problems」をレコーディングしているときの映像である。Rick Rubinがイントロのアカペラからビートに入る流れを提案していて「あのイントロはRick Rubinの指示なのか」と感心してしまった。

 

DJ Quik, Snoop Dogg, Battlecat, DOCなど


これは結局リリースされることのなかったDr. Dreの「Detox」の制作風景である。DJ Quik、Battlecat、DOC、Snoop Doggなどの西海岸レジェンドが集まっている空間を一度は味わってみたいものだ。

 

Busta Rhymes


再びTimbaland関連ではあるが、このビートが流れた瞬間のBusta Rhymesのリアクションを見てほしい。先程挙げたJay Zのリアクション並に最高の表情である。

 

Kanye West


このような映像を見るとカニエ・ウェストがどれほどサンプリングに長けたプロデューサーか、ということがわかる。実際に映像内で制作されているビートハDo or Dieの「Paid The Price」という曲になっている。この時代のカニエはとても幸せそうである。

 

J. Cole


J. Coleのプロダクションは冒頭でも紹介したが、これは「Power Trip」のプロダクション風景である。J. Coleは自分でもトラックをつくることで知られている。

 

さらにこちらはツアーバス内でビートを作っている映像だ。ツアーバス内でも音楽にコミットする彼の姿はとてもインスパイアリングである。

 

YouTubeにて探すともっと出てくるので、是非気になった方は、「アーティスト名+Studio」とかで検索してみると、面白い映像を見ることができるであろう。きらびやかなアーティストのイメージの裏ではこのようなスタジオでの地道な作業があるのだ。このような映像を見るとモチベーションが上がるので、是非アーティストの方たちは見てみてほしい。

ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015のルーキーステージに出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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