タリブ・クウェリ「ベテランのラッパーたちもLil Yachtyや21 Savageなどを研究すべき」

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)


 

 

現代のラッパーは駄目

ヒップホップ界隈にいるとそんな声が毎日のように聞こえてくる。実際どうかは個人の感想なので、なんとも言えないが、どのジャンルにおいてもこのような議論は行われているだろう。以前Staff Blogにてこのような議論についての私の個人的な感想を書いたが、そちらも読んで頂けると幸いだ。

Pete RockやRA the Rugged ManがLil Yachtyをディスったり、議論が常に行われている中で、この辺に厳しそうなTalib Kweli(タリブ・クウェリ)の以外なコメントがなかなか的を得ている。

 

ベテランアーティストもこういう新しいアーティストに学ばないといけない。皆「音楽を好きになること」と「活動をリスペクトすること」がごっちゃになってしまってるんだ。

 

「人」としてリスペクトすることと、「音楽」としてリスペクトすることは違うと指摘するタリブ・クウェリ。

 

音楽は感情的だから、個人の感情を元にして評価される。もしそれが自分が共感できないものだと、それは自分にとって興味のないものとなる。でも音楽に興味を持たなくなると同時に、新しいアーティストたちが起こしている「ムーブメント」にも興味持たなくなってしまうのではいけないんだ。

何故かというと、世間にたいして自分の作品を出し続けている人はリスペクトしないといけないし、彼らがどのようにして動いているかを研究することによって、自分の活動にも取り入れることができるからだ。

実際に俺もLil Yachtyの曲で良いな、と思ったのは1曲ぐらいだけど、彼が出てきた当時からずっと活動には注目をしているんだ。

 

常にインディペンデントに活動し、ファンベースをつくってきたタリブ・クウェリだからこそ言える言葉なのかもしれない。確かにタリブ・クウェリはサウンドかなり「正統派」なヒップホップをやっているが、彼自身もかなり前衛的なラップスタイルなのもあり、新しいムーブメントに関しては寛容なのである。

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