Lil Yachty「毎回説教されるのはもう疲れた」毎度批判される彼の意思表明とは?

 

Lil Yachty

を例にとり「最近の若者は先人たちをリスペクトしない」という批判についてという記事を書いたのは、Playatunerをはじめてすぐのときである。かなり個人的な意見が強かったにも関わらずこの記事は読者からかなり反響があり、Playatunerの人気記事の一つとなった。先程の記事をふまえて、Lil Yachtyの動向についてアップデートをしたい。

彼は前回ビギーの件でかなり叩かれ、勉強をしたと言っているが、この度改めて自分の意志をトラックの上で伝えた。Chance the Rapperの弟としても知られるTaylor Bennetのミックステープ「Restoration Of An American Idol」の当曲にてフィーチャリングされたLil Yachtyはこう語っている。

いつも誰かに「正しいやり方」を説教されるのはもう疲れた。誰々をリスペクトしないといけないとか、誰々を聞かないと音楽をやっちゃいけないとか…そんなん全部Fuckだ。俺は俺のやりたいようにやる。

 

Anderson .Paak、RA the Rugged Man、Pete Rockなど様々なアーティストにも叩かれてきた彼であるが、このようにスタンスを変えないのも彼の強みなのかもしれない。Run the Jewelsも言っていたように「全部Fuckだ」というスタンスはアーティストに最も必要なマインドセットでもある。彼は確かに「ヒップホップ」として先人を勉強することを疎かにしてきたかもしれないが、なんやかんや毎回トラックを出す度に少しづつ上手くなってはいると感じる。さらには「ヒップホップは毎日のように変化しているから対応できないやつらは恐れている」という「時代の変化」についてもラップしている。

もちろん「ミュージシャン」になるのであれば、自分のイメージしている音がどのように構成されているのかを理解するために先人たちを勉強をしたほうがサウンドのレパートリーは広がると感じる。しかし彼のような人となってくると、むしろ普段どんな音楽を聞いているのかが気になるところだ。

「最近の若者は先人たちをリスペクトしない」という批判について。Lil’ Yachty、ラップブーム、私のミッション

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