2Pacが語る「無責任なラッパー」とは?どのようなリリックが無責任になるのだろうか?

ギャング、ドラッグ、犯罪

ヒップホップファンであれば、このような内容の曲は一度は聞いたことがあるだろう。そんなリリックを書くラッパーのなかでは、批判される人もいれば、「リアル」だと賞賛される人もいる。特にギャングスタラップというジャンルが出てきてからは、常に批判が伴ってきた。例えば2Pacやスヌープ・ドッグで言うと、「Bitch」という言葉が女性を軽蔑しているという批判は常にされていた。

そんな2Pacであるが、彼が「無責任なリリック」とはどのようなものかと語っている。こちらのインタビューの11:55にてかなり重要なことを話しているので紹介したい。

 

インタビュワー:ラッパーは自分のリリックに責任を持つべきだと言っていますが、無責任なリリックとはどんなことだと思いますか?

2Pac:例えば、殺人や死についてラップするのにそれに伴う「痛み」についてラップしないのは無責任だ。泥棒や犯罪についてラップするのにそれ伴う「償い、刑務所、死」についてラップしないのも無責任だ。

 

フッドに伴う残酷な現状を美化だけをし、それについての真実や、伴う「痛み」についてラップしないのは無責任だと語る。さらに自分のラップが「ギャングスタラップ」ではないとも語る。

 

2Pac:例えば俳優がそういう内容の映画をやっても「ギャングスタ俳優」にならないだろ?ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが「ギャングスタシンガー」なんて言われないだろ?だから俺らもギャングスタラッパーじゃないんだ。

 

2Pacの内容が「良くない」と言っている人も世の中にはいる。しかし彼のリリックの本質を理解することができれば、いかに人々の痛みに共感できているかも理解することができる。彼の思想を理解することにより、彼がいまでも支持されている理由がわかる。