Public EnemyのチャックDが「Funky Drummer」Clyde Stubblefieldについて語る。

 

Funky Drummer

ヒップホップ最重要ドラムブレイクを生んだ「Clyde Stubblefield(クライド・スタブルフィールド)」。彼はファンクドラムの祖と言っても過言ではなく、ヒップホップにおいても多大な功績を残し、2017年2月18日に亡くなってしまった。彼がいかにヒップホップに影響を及ぼしたかはこちらに書いたので是非読んで欲しい。彼は全盛期ジェームス・ブラウンの「Funky Drummer」「Cold Sweat」「Ain’t It Funky Now」「Sex Machine」などの曲で参加をしており、彼のドラムブレイクは後のヒップホップにおいて最重要ブレイクとなっている。

そんな彼のドラムブレイクをよくサンプルしたヒップホップグループを言えばPublic Enemyであろう。彼らの代表曲「Fight the Power」や「Bring the Noise」などは「Funky Drummer」のブレイクをサンプリングしている。Public EnemyのフロントマンChuck D(チャックD)HipHopDXにて、クライドについて語っているので紹介したい。

 

Clyde StubblefieldやBootsy Collins、Maceo Parkerなどの名前を挙げずにJames Brownを語ることはできない。中でも、Clydeは特にJames Brownの楽曲を次のレベルまで引き上げていたと言っても過言ではない。

彼は、自分が骨の髄までファンクであることを世界に知らしめたんだよ。俺は彼と関わりが持てたことを光栄に思うし、恵まれていたと感じる。

 

さらにヒップホップアーティストが頻繁にJames Brownをサンプルしている時代に、自分たちがどのように工夫したかを語っている。

 

Hank Shocklee(Bombsquadのプロデューサー)がこう言っていたんだ。Eric BとMarley MarlがJames Brownのサンプルをかなり使っていたので、俺らはただサンプルするだけではなく、JBのビートを模倣して自分たちで作ることを考えたんだ。Funky Drummerだけではなく、他の曲のドラムを自分たちで解析をし、打ち込みで真似ることでループを作っていったんだ。

 

Public Enemyのグルーブがいかにクライドに影響されたかを語ったChuck D。彼はブラックカルチャーのために、常に最前線で活動をしてきた。そんな彼のヒップホップ歴史の授業はとてもためになる話であった。