人気急上昇中のRussがどのようにしてカムアップしたかを語る。インディーズアーティストは必見

 

 

地道にカムアップしたアーティスト

という言葉を聞いたとき、最近私が思い浮かべるのはRussである。PlayatunerではRussについて数回取り上げているが、彼のカムアップはインディーズアーティストにとってかなり参考になるのではないかと感じる。Chance the Rapperのように、独自の方法で成功した彼については下記の記事をチェックして頂きたい。

ビルボードトップ50に入らずにゴールド認定されたRuss。彼の活動から音楽業界の変換を考察する。

Russは今までほぼ1人で活動してきており、プロデュース、レコーディング、ミックス、マスタリングと全部自分でやっているが、そんな彼がいかにしてカムアップしたかを語っている。

 

Rosenberg(インタビューアー):本当に0の状態から始めたアーティストが、どのようにしてカムアップをしたかって話は結構興味あるんだよね。

Russ: 3年ぐらいの間、毎週1曲をリリースしていたんだ。そこから徐々にいい感じになったかな。最初の20週ぐらいはまじで何も起こらないんだ。誰も曲を聞いてくれなかったけど、そんな状態でも11個プロジェクトをリリースしたんだ。

Rosenberg:それがもっと大きな規模になったのにはきっかけとかはあった?

Russ:それは特になかったんだよ。本当に徐々にビルドアップしていった感じだった。曲をリリースしたら、全部のソーシャルメディアでとにかく宣伝しまくるんだ。今は自分自身をゲームにねじ込ませることができる時代なんだ。

 

なんと彼は3年間毎週1曲をコンスタントにリリースしていたのだ。アーティストのなかには、大御所にフックアップされたり、コーサインされて知名度を獲得する人もいるが、Russに関しては完全に独自の力でカムアップしたのだ。そのため、彼はビルボードトップ50に入ったことがないにも関わらず、シングルがプラチナ認定されたり、かなりコアなファンが集まっていることがわかる。ファンとの繋がりが素晴らしく出来ており、彼の地道な10年間の活動は無駄ではなかったのだ。地道な活動でカムアップしようとしているアーティストからすると、彼の例はとてもインスパイアリングであろう。彼のデビューアルバム「There’s Really A Wolf」もリリースされているので、是非チェックしてみてほしい。

水面下で帝国を築き上げるアーティストたち。「自分で全部やる」というパワーと美学

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