ジョージアの大学が「OutKast」についての授業コースをはじめる。どのような授業なのか?
最強のヒップホップデュオ
というフレーズを聞いたとき、誰を思い浮かべるだろうか?Mobb Deepであったり、Blackstarであったり、Eric B. & Rakimであったり、人によってさまざまな答えが返ってくるであろう。私個人的には最強のヒップホップデュオと言ったらOutKast(アウトキャスト)を思い浮かべる。彼らは東と西以外のヒップホップが聞かれない時代に、ジョージア州アトランタ(南)から出てきて、ヒップホップを変えてしまった存在だ。最も売れたヒップホップアルバム1位もOutKastとなっている。
そんなOutkastであるが、なんとジョージアにあるArm Strong州立大学が「Outkast」についての授業コースを始めるというのだ。そのコースの名前が「OutKastと南ヒップホップの台頭」というなんとも面白そうな授業になっている。
授業内容としては、Outkastのリリックを研究し、現代の社会問題にあてはめるのがメインとなっている。また、南から初の大成功をおさめたアーティストとして、どのようにヒップホップを変えたかを研究したりもするとのこと。講師を務めるのは、Outkastの本も出版しているRegina Bradley師であり、既に授業は定員にたっしている。
OutKastはもう10年も作品をリリースしていないが、ファンたちは常に新しいOutKastの作品を渇望をしている。Andre 3000はA Tribe Called Questの作品に参加していたり、Big BoiはBig Gramsにて活動をしているが、OutKastとして作品をリリースしてほしい限りだ。
私は高校のときに、教師に「2PacのChangesリリックを覚えて、クラスの前でラップしたら成績をアップしてやるぞ」と言われ、実行をした経験があるが、ヒップホップは学問ととても相関性のある音楽ジャンルであると感じる。OutKastのリリックは「ストーリーとオチのあるヒップホップ曲5選」にてフィーチャーしたり、OutKast特集も書いているので是非チェックしてほしい。
ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。
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