エミネムとリアーナの「Monster」を作曲したBebe Rexhaが語る「提供せざるを得なかった」

 

2013年のモンスターヒット

となったEminem feat. Rihanna – Monster。エミネムが過去の自分の人生を第三者目線で見ている、という印象深いMVとなっている。この曲には実は、当時無名であったアーティストの才能が込められていることを知っているだろうか?彼女の名前はBebe Rexha(ビービー・レクサ)であり、次の大スターはこの人だとも言われている。

彼女はアルバニア人の両親のもと、1989年ブルックリンにて生まれた。2015年のG-Eazyの「Me, Myself, & I」にてコラボしていることから知っている人もいるかも知れないが、彼女のソロキャリアが本格的に注目を浴び始めたのは2016年のNicki Minajとのコラボ曲「No Broken Hearts」からであろう。さらには今年の1月に公開した「I Got You」のMVは1ヶ月で5000万再生をされている。

上記の曲のサビからも、彼女のメロディセンスは飛び抜けているとがわかる。確実にエミネムの「Monster」が彼女によって作曲されたことが伝わってくるメロディセンスである。

そんな当時は無名であった彼女がエミネムとリアーナについて語っているので、あのモンスターヒットの裏にある才能を紹介したいと思う。

 

エミネムがこの曲を聞いたとき、「リアーナをフィーチャリングをしたい」と言っていて。でもサビ後の「Whoohoo↑」のところは私の声を残して欲しかったの。

良い曲を書くと皆が欲しがるけど、若いときは「自分の作品を他の人に提供したくない」という気持ちがとても強かった。でもこの曲が自分の道を開いてくれたって今は感じている。

当時はお金もレーベル契約とかもなくて、むしろレーベル契約を探してた状態だったから、あの曲は提供せざるを得なかったの。レーベルのお偉いさんとかにあの曲を聞かせたときに「こんな曲絶対売れないよ」って言われてしまったから、自分の手から離すしかなかった。

 

当時は契約などをしておらず、曲の評価も低かったと語るBebe。さらに驚くことにエミネムに会ったことがないと言う。

 

実はまだエミネムに会ったことがないの。曲を提供したけど、そうやって音楽業界は動いていると知ったわ。ただエミネムとリアーナをリスペクトしているわ。2人はポピュラー音楽をやっているけど、本当に自分にリアルな内容の曲を書いている。

 

2015年のMTVアワードにて、BebeとG-Eazyとのコラボ曲が何故かブリトニー・スピアーズによって、Bebeの知らないうちに演奏されるという事件もあったが、やっと本人にスポットライトが当たるようになってきたと感じる。上記の話を聞いているとWaleのようなアーティストが音楽業界にうんざりするのもわかる気がする。とにかくリスナーに注目されなかった彼女のような才能が注目されるようになってきて良かったと感じる。彼女のEP「All Your Fault Pt.1」は2月17日リリースされるので、是非チェックしてほしい。

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