ブルックリンにある、かの有名なNotorious B.I.G.の壁画が破壊される可能性。皆さんはどう思いますか?

 

 

Murals(壁画)

とはストリートカルチャーのなかで大きな役割を果たしてきたと感じる。その場所を通るたびにレジェンドたちを思い出し、リスペクトするきっかけになるものである。LAを拠点に活動をするDumbfoundeadも「OGを讃える場所」として壁画の重要さについて語っている。

Dumbfoundead「この曲は過去のレジェンドたちやOGたちを称える曲だ」

 

そんななか、かのブルックリンにあるかの有名な壁画が取り壊されそうになっているのだ。その壁画に描かれているのはNotorious B.I.G.である。ブルックリンに行ったことがない方も一度はこの壁画をみたことがあるだろう。実際には2015年にNaoufal “Rocko” AlaouiとScott “Zimer” Zimmermanによって描かれたため、割と最近できたものである。

 

DNAinfoによると、土地を所有している大家は、リノベーションのためにこの建物を取り壊そうとしているとのこと。大家は「逆に聞くけど、なんでこのままにしておかないといけないわけ?自分が所有する土地なわけだし、いつでも取り壊してもいいでしょ」と語っている。ヒップホップファンからすると残念かもしれないが、実際には正論である。家賃を上げるためにリノベーションをしたいらしく、現在は壁画があるため、窓を追加できなくて困っているとのことだ。

大家は毎月13万円ほどの援助をもらえれば、壁画をそのままにしておくと発言をしているが、取り壊しに反対している団体「Spread Art NYC」はそれを払えないと語っている。確かに街をレプリゼントする人物の、このようなアート作品が存在することは重要だが、どうしようが土地を所有する人の自由である(重要文化財に認定されていない限り)。

ビギーはこの壁のなかで生きているのではなく、彼の音楽を通して人々の心に生きているので、次はブルックリンとチームアップして、正式に公に再度ペイントしてもいいのではないかとも個人的には感じる。特にビギーの誕生日はブルックリンの休日にもなっているので、可能性はあるだろう。(それかDiddyがこの建物全体を購入するか)皆さんはどう思いますか?

DiddyがNotorious B.I.G.の「Life After Death」について新事実を語る。

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