2012年に自ら命を断った若き伝説「Capital Steez」のアカウントが5年ぶりのツイート。何を示しているのだろうか?
亡くなった若き伝説
と言ったらCapital Steez(キャピタル・スティーズ)を思い浮かべる。Joey Bada$$と共にPro Eraを創設し、次世代を代表するNYのラッパーとして世に羽ばたくはずであった彼は、2012年12月23日に自ら命を断った。彼は徐々に有名になるにつれ、今まで見受けられなかった思想などをソーシャルメディアに投稿するようになった。最終的には「The end.」とツイートし、レーベルのビルから飛び降りてしまったのである。詳しくは以前書いた「ソーシャル時代のヒップホップが抱える鬱症状」という記事を読んでほしい。
そんな彼のツイッターアカウントは亡くなってから4年半ほど稼働していなかったのだが、昨日このアカウントにて4年半ぶりのツイートが投稿された。既に消されてしまっているが、
「The Beginning.」
という内容のツイートであった。亡くなる直前の「The end.」と反対に「何かがはじまる」という内容である。しばらくして消されてしまったが、何が起こるのだろうか?予想としてはJoeyかPro Eraのスタッフがツイートしたのかもしれない。ここで思い出したのが、Pro EraのアルバムとCapital Steezの未リリースのアルバム「King Capital」の存在だ。Joeyは先日この2つのプロジェクトが今年リリースされると語っていたのだ。その2つのアルバムに関してはかなり楽しみである。
Capital Steezは亡くなる前に「47」という数字を非常に多用していた。Wikipediaの「47」のページによると47という数字には様々な意味がある。
- 47はオカルト(神秘学)では非常に重視される数字。4と7は聖数。四つの生き物。四元素。春夏秋冬の四季。東南西北の四方。神の七つの御霊。一週間は7日。金星(=明けの明星=金星神=救世主)の最大離角は約46度~47度。そのため、オカルトの知識を知っている者=オカルト組織の関係者は、(組織や物の)名や数やイベントの発生日などに、しばしば「47」を用いる。
調べると他にもたくさんの意味があるが、Capital Steezはリリックやロゴにも「47」を多用していた。彼が亡くなった「12/23/12」という日にちも、数字を全部足すと47になる。今後彼の未発表の作品がリリースされるとしたら、「47」にちなんだ日にちになるのだろうか。また、Pro Eraが毎年行っているフェス「STEEZ Day」の告知かもしれない。
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