【妄想】凄腕プロデューサーたちを勝手にビートバトル。アルケミスト V.S. カニエ

ビートバトル

先程Swizz BeatzとJust Blazeのビートバトルについて記事を書いたが、それがなかなかエキサイティングであった。それに感化され、頭のなかで様々なプロデューサーの代表作が渦巻いた。これに続き、他のプロデューサーたちもこのように自分のクラシックを武器にビートバトルをしたら面白いのではないか、と妄想をした。

その妄想から思い浮かんだバトルをお気に入り曲とともに紹介したい。

 

Alchemist V.S. カニエ・ウェスト


このバトルの妄想をしたとき、何故か最初に思い浮かんだのが「The Alchemist(アルケミスト)」であった。The Alchemistはベバリーヒルズ出身のプロデューサーであり、Dilated Peoples、Mobb Deep、Royce Da 5’9″Nas、Action Bronsonなどのアーティストを手がけている。またエミネムのツアーDJも担当していた。1997年からプロデューサーとして本格的にキャリアをスタートし、さまざまなスタイルのビートを世に出してきた。90sブームバップ的なスタイルから、2000年代のクラブヒットになるようなスタイルまで幅広くプロデュースする。以下は私がThe Alchemistから最初に選ぶ2曲である。

何故か最初にThe Alchemistが思い浮かんだのであるが、誰とバトルをさせるかにとても迷った。候補としては9th WonderやMobb Deepであったのだが、9th Wonderは少し渋いのでThe Alchemistと交互に流しても少し違うかなと感じた。Mobb Deepに関しても数回The Alchemistとコラボをしているので違うかな、と候補から外した。

そのとき思い浮かんだのが「初期〜中期のカニエ・ウェスト」である。彼のソウルをサンプリングしつつも、ポップスに通ずるスタイルはThe Alchemistとのバランスが取りやすいだろう。下記はあえてカニエ・ウェスト本人名義の曲を抜いた2選である。

ソウルなどをサンプリングしているヒップホップであり、かつクラブヒットにも対応できる2人で対決したらかなり面白いのではないだろうか。The Alchemistがダークで怪しい雰囲気を出したところで、カニエ・ウェストの「皆で歌えるソウル/ヒップホップ」でバランスを取るので、会場の雰囲気もとても良くなりそうだ。

カニエ・ウェストのターンにTwistaの「Overnight Celebrity」を流したとする。Lenny Williamsをサンプルしたスムーズなビートの上にTwistaの高速ラップがのる。スムーズなピアノと「チップマンクソウル」の高音ボーカルサンプルがビートの肝だ。

その後にAlchemistが流すとしたらDilated Peoplesの「Back Again」だろう。プログレッシブ・ロックバンドEthosのThe Spirit of MusicをAlchemist節でサンプルした力強いトラックで、Overnight Celebrityを打ち返そうとするかもしれない。Twistaの高速ラップとは裏腹に、Dilated Peoplesの重いラップが良いコントラストとなると感じる。

そしてカニエ・ウェストが最後にDilated Peoplesの「This Way」を流す。The Alchemistのキャリアの大きなきっかけとなったDilated Peoplesのなかから、カニエ自身がプロデュースした曲を流し、最後は一致団結する絵が思い浮かぶ。(完全にただのDilated Peoplesファンの発想である…)

彼らのように「少し共通する部分もあるが、違う雰囲気」という2人のビートバトルはとてもエキサイティングになると予想ができる。今後も妄想全開なビートバトルをお送りしたい。

Swizz BeatzとJust Blazeの実際のビートバトルはこちら