レッドマンがヒップホップと年齢について語る「俺は65歳になってもラップするからな!」
ヒップホップ自己啓発セミナー
講師と言えばDJ Khaledの名前が挙がるだろう。PlayatunerでもDJ Khaledの功績を記事にし、彼の仕事っぷりを発信してきた。しかし本サイト的に推したい「モチベーションアップ」アーティストの一人はRedman(レッドマン)である。以前は彼の仕事に対する熱意を紹介した。
そんな彼がまたまた我々のモチベーションをアップさせてくれるような発言をしていたので紹介をしたい。今回は「ヒップホップと年齢」というテーマについてだ。ヒップホップは「Young Man’s Game(若者の世界)」と呼ばれており、若手アーティストが輝く世界でもある。しかしヒップホップも年を重ねるにつれ、ベテランラッパーの存在が大きくなり、NasやMethod Manのように活発に活動し続けるラッパーたちの存在をありがたがる機会が増えた。しかしAndre 3000の自信のなさげな発言からもわかるように、なんとなく「◯◯歳になったらラップを引退」という風潮があるのも確かである。しかし我らがレッドマンがそんな風潮をぶっ飛ばしてくれているので紹介したい。
レッドマン:Big Daddy KaneとかRakimのような俺より先に活躍していた人や、EPMDのような奴らが今でもライブをやってるのを見ると、「Yoこいつらは88年ぐらいに出てきたのにまだ動き続けてるぜ」ってインスパイアされるんだ。彼らのような人たちを見ると「55歳のラッパーになりたくないな」って思う前に「まだまだやらないといけないことがある」ってインスパイアされる。
マザファッキングランドマスター・フラッシュだって今でもロックしてるし、まだまだツアーだってやってる。そんななかで自分のキャリアに救命措置をつけるなんて考えられないし、そんな考えはファックだ!もし65歳になってマイクを持てる状態なら、俺はそんな考えに「座ってろ!」って伝えて歩行器とマイクを持ってステージに立つぜ!
非常にレッドマンらしい口調で語った。グランドマスター・フラッシュも、Big Daddy Kaneも、Rakimも、EPMDも、ベテランとなった今でもライブやツアーをやっている。そのような先輩たちにインスパイアされ、自分もラップを引退するわけにはいかないと語った。レッドマンは例え65歳になって、足が悪くなったとしても、歩行器とマイクを持つのだ。さらに彼は73歳の伝説的なシンガーGladys Knightについてこのように語った。
レッドマン:Gladys Knightとかツアーで見ても、彼女は素晴らしい。あの年月活動して、まだ脚もケツも美しさも健在だし、多分水をたくさん飲んでるんだろうなって感じで美しき黒い肌も健在だ。
水をたくさん飲んでいるかどうかはわからないが、このように73歳になったGladys Knightは今でも美しいと語った。このように彼も70代になっても、ラップスターとして活動していて欲しい限りだ。特にレッドマンのラップは唯一無二であり、彼ほど濃いキャラとスキルを持ったラッパーはなかなか出てこないであろう。彼の飾らない「リアルさ」は現在のヒップホップシーンに必要な要素だと感じる。このように「ヒップホップは若者の世界」と言われつつあったが、今後はベテランたちも活発に活動することにより、【帰ってきたベテラン】【落ち着いた中堅】【生きのいい若手】という構図になるのかもしれない。
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