Remy MaとNicki Minajビーフをおさらいしよう。これまでの関係性をまとめてみた。

 

Remy Ma V.S. Nicki Minaj

週末を賑わせたRemy MaNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)にたいするディストラック「shEther」(解説も書きました)。近年のビーフのなかでは特にハードなディストラックとなったこの曲であるが、ことの発端はなんなのだろうか?2人の関係を遡り、このビーフに至るまでの軌跡を簡単にまとめてみた。

 

まずはニッキーがキャリアをスタートさせたばかりの2006年まで遡ってみる。彼女はBig Fendiという名のマネージャーに2006年に発掘された。2009年にLil’ WayneのYoung Moneyと契約をすることになるのだが、それ以前からBig Fendiは幾度となくRemy Maにコラボ依頼をしていたらしい。まだ有名ではない新人女性ラッパーのニッキーからしたら、Remy Maはもちろんヒーローであった。しかしその依頼は全て断られたらしく、実現することはなかった。

しかしこのときはRemya Maはニッキーのラップ自体は気に入っていたのだ。Remy Maのインタビューでは「この頃のニッキーのミックステープや映像は全部チェックしている」と語っている。同インタビューではRemyは「常に新しいタレント見つけることに時間を費やしてる」と語っており、ニッキーのラップもクレイジーだとも言っている。

少し関係がこじれ始めたのは2007年のニッキーのDirty Moneyフリースタイルである。

Remy MaのYeah Yeah Yeahのビートを使用したこのトラックは、Remy Maについてラップしたものだと思われている。Remy Maのビートの上で「女性ラッパーとして王座に座るのは私だ」という内容をラップした曲は、当然そう思われる。この事実を確認するためにRemy Maはニッキーのミックステープのリリースパーティに出向いたが、結局写真を一緒にとって仲良し感を出すだけで終わった。その後もニッキーっぽい人がYouTubeにて「Remy Maと“深い”関係性だったのに、今はシカトされている」という内容の動画を投稿したりしていたが、特に表立ったビーフにはならなかった。

それとは裏腹にRemy Maは上記の2014年のインタビューにて「ニッキーのようなのし上がってきたラッパーはリスペクトしないといけない」と語っており、2007年のできごとをあまり気にしていないようであった。

さらにニッキーが2016年に行われたBETアワードの「Best Female Hip-Hop Artist」を受賞した際にはRemy Maはニッキーにお祝いの言葉を送っている。

Remy Ma「ニッキー、BETの受賞おめでとう?」

ニッキー「OMG Remyありがとう!あなたのような人に言われるのはとても嬉しいわ。Remyのエキサイティングな年にもおめでとう???」

などと仲良しな感じを出している。これがほんの半年前の話なのだが、その後Remy Maがラジオ番組にてニッキーに宛てたと思われるフリースタイルディスを披露した。

これがニッキーに対してのディスなのではないか?と噂されていたところ、ニッキーも「Swalla」と「Make Love」にてRemyに対してと思われるディスをドロップした。

I gave these bitches two years, now your time’s up
Bless her heart, she throwing shots but every line sucks
ビッチたちに2年間与えたけど、もう時間切れだ
彼女に幸あれ、投げてくるラインは全部クソ

One platinum plaque, album flopped, bitch, where?
to be the queen of rap you gotta sell records,
一個プラチナ認定されただけで、アルバムはド失敗
ラップのクイーンになるためには枚数を売らないとだめ

こちらのラインにてRemy Maへのディスとほぼ確定したところで、Remy Maは今回のディストラック「shEther」をドロップしたのである。

「shEther」の解説が更新されたらこちらにリンクされます。)