もしPlayatunerが2017年XXLフレッシュマンを10人選んだとしたら!?Playatuner Freshmanヒップホップ枠を10選!

 

 

XXL Freshman

は毎年新人ラッパーたちにスポットライトを当てる企画として、ヒップホップ一大イベントであった。しかし近年その役割が変わってきていると感じる。既に充分にメインストリームで話題になっているアーティストが多かったり、まさに近年流行りのスタイルを追いかけているアーティストが多かったりする。

今年の10人はKamaiyah、A Boogie Wit Da Hoodie、PnB Rock、Madeintyo、Playboi Carti、Aminé、Kap G、Kyle、Ugly God、XXXTentacionとなった。去年の10人が発表されたときもそうであるが、ラッパーとしてのスキルを重要視していないという批判も多く見受けられ、米ツイッターではかなり荒れている様子である。

それもXXLの方針であり、批判されたからと言って方針を変えるべきではなく、もし気に入らないのであれば無視をすればいい話であるが、一つ考えが浮かんできた。「Playatunerでヒップホップ枠と称して、新人10人を選んでみたらどうだろうか?」という考えである。というわけで「①音楽的なスキルがある」「②アーティストとしてのスタイルがある」「③2016年以降にファンベースが急激に増えた」「④Hip-Hop/R&B」「⑤なるべくXXLと被らない」という基準で10人を順不同で選んでみた。

 

① J.I.D.(ジェイ・アイ・ディー)


2017年にデビューアルバムをリリースしたラッパーのなかで、私が最も気に入っているのが「J.I.D.」である。J. ColeのDreamvilleと契約した新人であるが、彼のラップスキルは新人のなかではピカイチであると感じる。特に上記曲の後半のビートスイッチした後のフローの素晴らしさは「あぁJ. Coleが契約するのもわかる」と言いたくなる。彼に関しては以前紹介記事を書いたので是非チェックして頂きたい。

関連記事:J.ColeのレーベルDreamvilleの新人「J.I.D.」を紹介。ケンドリック+Anderson .Paak+Lil Wayneを彷彿

 

② Russ(ラス)


Russに関してはPlayatunerの読者であれば、もうご存知の方も多いだろう。彼に関しては「インディーズで頑張ったで賞」を挙げたいようなアーティストである。レーベルなどの力を借りずに、0からプラチナ認定されるようになった努力家である。彼は何年も毎週曲をアップしつづけ、地道にファンを獲得していったラッパーであり、今までに11ものアルバムをリリースしている。インディーズアーティストは彼から学べることがあるだろう。

関連記事:ビルボードトップ50に入らずにゴールド認定されたRuss。彼の活動から音楽業界の変換を考察する。

人気急上昇中のRussがどのようにしてカムアップしたかを語る。インディーズアーティストは必見

 

③ Kamaiyah(カマイヤ)


カリフォルニア州のベイエリア出身であり、インタースコープ・レコードの一員となったKamaiyah。彼女に関しては今年のXXL Freshmanにて選出されているが、これに関しては私も選出したいアーティストである。まだまだ作品が少ないので、彼女のポテンシャルが計り知れていないところはあるが、太い声で歌メロとラップを自在に操るスキルは、今後も彼女のスタイルとして世に出ていくだろう。YG feat. Drakeの「Why You Always Hatin?」にてフィーチャリングされていたのがきっかけで世に知られた。

 

④ 6lack(ブラック)


6lack(5lackではないのでご注意を)に関してはPlayatunerで以前紹介記事を書いたが、彼はRauryも所属するレーベルLoveRenaissanceに所属したシンガーである。元々ラッパーとしてキャリアをスタートしたが、長年の水面下の活動によってシンガーとしてのペルソナを身につけていった。2016年のRolling Stones誌では「注目すべきアーティスト」として選ばれている。

関連記事:アトランタ出身の新人アーティスト6LACKとは?6LACKについての4つのこと

 

⑤ Token(トーケン)


Tokenに関してはPlayatunerで取り上げたいと感じながらも、まだ書けていなかったアーティストである。彼は18歳のラッパーであり、13歳の頃からラッパーとして活動をしており、YouTube上で確実にファンを獲得している若きアーティストである。言葉遊びやストーリーテリングを得意としており、特に上記の「虐め」を題材とした曲/MVはラストのシーンまで必見である。虐めに加担していなく内心では心配をしていたとしても、虐められている側からしたら、見て見ぬ振りをしている人は同罪というメッセージが込められている。

 

⑥ Cardi B(カーディB)


正直全曲が好みなわけではないが、Cardi Bは近年のラッパーのなかでもスキルがあると感じる。彼女をリアリティ番組から知っている方も多いと思うが、元ストリッパーである。ドミニカ/トリニダード・トバゴ人であり、ブルックリン出身である。かなり正直な意見や、インプラント手術や過去を包み隠さずインタビューに答える姿がファンを惹きつけている。

 

⑦ Noname(ノーネーム)


シカゴ出身の「Noname」は2016年にミックステープ「Telefone」をリリースしたラッパー/ポエットである。彼女をChance the Rapperの「Acid Rap」にて知ったという方は多いだろう。インディペンデントなアーティストとして活動するなか、SNLに出演したり、ツアーをソールドアウトさせたりする期待のアーティストである。

 

⑧ Rich Chigga(リッチ・チガ)


2016年に超話題になった人と言えばRich Chiggaであろう。現在もインドネシア在住の彼であるが、シリアスなサウンドに超ナーディな格好のMVで話題になった。英語はYouTubeで色んなラッパーを見て勉強したと語っており、インタビュー映像などを見ても普通にペラペラである。在宅教育を受けているため、学校に行っていない。第4回インドネシアチョイスアワードにて表彰されている。

 

⑨ SiR(サー)


SiRに関しても以前Playatunerにて紹介をしたので、ご存知の方は多いだろう。ケンドリック、ScHoolboy Qなどが所属するTDEからデビューした新人である。実は彼の母はマイケル・ジャクソンやティナ・ターナーのコーラスを担当していた経歴を持っているのだ。さらに驚くことに、彼の叔父はプリンスのベーシストであり、チャカ・カーンのディレクターでもあったのだ

関連記事:TDEの新人「SiR」はどのようなアーティストなのだろうか?彼のことを紹介

 

⑩ Tee Grizzley(ティーグリズリー)


最初にTee Grizzleyの曲を聞いたとき、「E-40っぽいしベイエリア出身かな?」と思った。しかし彼はデトロイト出身の23歳である。彼は3年ほど刑務所に収監されていたが、出所してからは大きく活躍している。今では300Entertainmentと契約をしており、急激にファンベースを広げていっている。上記の曲は牢屋で書いたものである。

 

悩んだ末、このような10人となった。実際には悩んだ末、ギリギリ入らなかったアーティストもいる。そのようなアーティストに関しては、後日また個別に紹介記事でも書こうと感じる。ちなみに悩んだアーティストはYoung M.A.Ivan AveBlackbearSamphaなどであり、かなり悩んだ末、上記にて説明したルールに沿わなかったので入れなかった。またグループに属しているアーティストに関しては、グループの知名度が既にある場合があるので、悩んだ末入れなかった。後日ヒップホップ以外の枠でも10人を選ぶ企画もやりたいと感じる。

皆さんの10人にはどんなアーティストが入っていますか?XXLに向けられた批判に関しては、下記の記事がオススメである。

【ラップの矛盾?】ヒップホップはリリカルであるべきなのか?時代を追って考える

 

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