2Pacロックの殿堂入りスヌープ・ドッグのスピーチを全文紹介【パート①】

 

2Pacがロックの殿堂入り

4月7日(アメリカ時間)にて2Pacがロックの殿堂入りを果たした。彼はソロヒップホップアーティストとしては初の殿堂入りアーティストであり、ヒップホップの歴史にとって大きな一歩となった。ジーン・シモンズのように、ヒップホップアーティストがロックの殿堂入りをすることを好まない人もいるが、やはりヒップホップファンからすると喜ばしいことであろう。

Playatunerでは当日にインスタグラムなどにアップされた映像からスヌープ・ドッグのスピーチ内容を紹介したが、XXLにてスピーチ全文が掲載されているので、今度は全文を紹介をしたい。少し文章が長いので、パート①、パート②パート③にわけたい。(パート②パート③は更新されたらリンクします)

2Pac殿堂入りトリビュートライブはこちら

#SnoopDogg inducts #2Pac into the Rock & Roll Hall of Fame.

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スヌープ・ドッグ

最後に2Pacの声を実際に聞いてから21年も経ったというのは信じられないな。YouTubeの映像でもなく、映画でもなく、ホログラムでもなく、人間としてのTupac Amaru Shakurだ。21年前、ラスベガスにてTupac Shakurの命は私たちの元から引き剥がされてしまった。彼はまだ25歳だった−25歳と言うと俺の息子の長男と同年代だ。落ち着いて頭の中で俺のレーベルメイトであり、ホーミーであり、ブラザーでもある2Pacについて整理してみると、一つのことを思い出す。それは彼が実在した「人間」であるということだ。

2PacのことをThugなスーパーヒーローだと思う人も多いかもしれないが、2Pacは自分が人間であることを知っていた。それを誰よりも音楽で表現していた。人間らしくあることを誇り、そんな人間的な部分から決して目を背けなかった。その人間らしい「矛盾」をきちんと自分の一部として持ち、俺らが他人やメディアの目に写る「漫画のキャラ」のような存在じゃないことを証明したんだ。「人間」であることは様々な要素を持つことだ。

彼は強く、脆かった。頑固で、知的だった。勇敢で、臆病だった。愛に溢れていると同時に復讐的でもあった。革命的であった。そして皆が忘れないように言っておくが、ギャングスタ精神の持ち主だった。

世の中で最も多作(ハードワーキング)であり、素直なアーティストのうちの1人、2Pacが殿堂入りするのを祝うために皆が集まってくれたなか、俺は2Pacの人物像が正しく皆の記憶に残るように努めたい。彼は自分のために立ち上がったとても強い黒人活動家であった。ただの俳優でもなく、ただのラッパーでもなく、「人間」としてだ。彼がAbove the RimやJuiceなどの映画で素晴らしい「俳優」になれたのも彼の「人間」としての力である。社会の理不尽に従うのではなく、戦ったのも彼の「人間」として力である。彼の生前も死後においても、彼の全て行動に私たちが引き込まれるのもそうだろう。だから2Pacが最も偉大なラッパーなんだ。

 

以前の記事でもここは紹介したが、スヌープ・ドッグは彼をとても「人間らしい」と強調した。2pacのラブレター彼のラップにたいする思想を見ると彼がいかに「人間らしかった」がわかるだろう。人々を先導するリーダーとしての2Pacの素顔を知っているから、人々は彼に惹かれるのだろう。さらにスヌープ・ドッグはこう語った。

 

ただ俺にとっては、何よりも彼はホームボーイだった。俺と彼には様々な共通点があった。俺らの「旅」は同じように始まったと言っても過言ではない。俺らは1971年という同じ年に生まれ、彼は1991年に1stシングル「Trapped」を彼の熱い1stアルバム「2Pacalypse Now」からリリースした。1年も経たないうちに俺はDr. Dreの「Deep Cover」にてデビューを飾るようになる。2Pacとはじめて会ったのは1993年のことだった。映画Poetic Justiceの打ち上げにて出会ったんだけど、ブラント(葉巻のなかにマリファナを詰めたもの)をはじめて吸ったのは2Pacが巻いてくれたやつだったんだ。俺は彼と会うまではZig-Zag派だったからな。

そこからとても仲良くなった。そして1995年に彼が刑務所にいたときに、俺はシュグ・ナイトにこう言ったんだ。「シュグ、パックを牢屋から出してデスロウの仲間に入れようぜ」当時最も無敵だったレーベルだ。彼はそれまでは「チーム」で制作するということはなく一匹狼だった。だから俺らの仲間になったときはLakersのShowtime時代のようだったよ。Dr. Dreがコーチ、シュグ・ナイトがオーナー、俺と2Pacがコートにてプレイするスターだった。

 

2Pacとはじめて出会ったときのことを語るスヌープ・ドッグ。彼らの出会いについてはこちらの記事でも紹介しているが、彼ははじめて吸ったブラントは2Pacにもらったものであったのだ。「無敵なレーベル」に同志として仲間に入れたいとシュグと話し、2Pacを迎え入れることになったのだ。「西海岸/東海岸ビーフ②」という記事でもこの辺について書いたので是非チェックしてほしい。パート②はこの後早急に翻訳するので、是非TwitterFacebookをチェック!(パート②はこちら

2Pacロックの殿堂入りスヌープ・ドッグのスピーチを全文紹介【パート②】