ScHoolboy Qのアドバイスから考える「アーティスト」であること

 

 

アーティストモチベーション

になるようなストーリーをPlayatunerでは頻繁に取り上げている。そのようなストーリーを調べつつ、毎日のように「アーティストとは?」という疑問を自分に投げかけている。このネット時代に生きる現代の偉大なアーティストたちのインタビューを紹介していくなかで、とある法則性が見えてきた。そのなかの最たる例が下記の「Flying LotusとAnderson .Paakのインタビュー」記事である。

Flying LotusとAnderson .Paakのインタビューからアーティストとして学べる点を解説/考察

上記の記事にも語られていることを共通する点をScHoolboy Q(スクールボーイQ)が言ってるので紹介をしたい。実際のインタビューはNYのヒップホップデュオ「The Underachievers」のインタビューなのだが、彼らは過去にScHoolboy Qにとあるアドバイスをされたのだ。The Underachieversはこのように語る。

 

The Underachievers:アーティストをやってると、どうしても他のアーティストが目に入るんだ。「あ、やべ、彼らと同じようなことをやって、流れに乗らないと」って思ってしまうことも多々あるんだ。自分がやらないといけないことが見えなくなって、邪魔される場合もある。でもケンドリックのように、昔から「自分のアート」を貫いている人を見ると「自分の音楽にフォーカスしよう」ってなるんだ。ケンドリック、J. Cole、Chance the Rapperは「自分の熱意に追いかけ、フォーカスすること」を思い出させてくれる。

音楽を作って何年か経つと、もちろん他の人に流されることもある。でも自分に嘘を付かないことが大切なんだ。ScHoolboy Qが何年か前に俺に同じことを言ってくれた。「自分に嘘をつかず、自分の心に”真”でいろ。いつか周りやラップゲームが自分に合わせてくれるようになるから

 

他の人のスタイルを追いかけるのではなく、自分の熱意を追いかけ、自分のアート嘘をつかないということの大切さを語った彼ら。「いつか周りやラップゲームが自分に合わせてくれるようになる」という部分がまさに「真」だと感じる。もちろん認められない人も世の中には多くいる。しかしネット時代では「シーン」というものは、あるようで、ないものだと感じる。

例えば従来の「音楽業界」の人からしたら、Flying Lotusの音楽は「売れないでしょ」と一蹴されてしまうかもしれない。ケンドリックの「untitled unmastered」など、むしろTPABも、もしかしたら一昔前の「シーン」に拘っている人たちからしたら「一般受けしないでしょ」という評価をされていたかもしれない。しかし現代では明らかに彼らと共鳴しているリスナーが多く存在しており、人々の意識が彼らに「近づいていっている」と感じる。

以前「Run The Jewelsがアーティストへのアドバイス 」という記事でも彼らのアドバイスを受け、私はこのように書いた。

➖ ちょっとヒットをして、5年後には消えるのが目標であれば他人のための音楽を作るのがいいと思われるが、常に新しい音楽の形が出ており、許容されている現代では「自分自身」を100%に出していくのが一番の近道だと感じる。

ストリーミング時代のアーティストのビジネスモデルは「時間の奪い合い」である。その時間を奪うということは「他に似たような音楽」があることが打撃になってくると感じる。そのように考えると、現代の偉大なアーティストは「とあるスタイル」のオリジネーターとなっていると感じる。むしろ「他人のスタイル」を気にして表現しているうちは「アーティスト」ではないのではないか?と感じる。

LAビートシーンのドキュメンタリーから見る「最先端」の音楽とLAという土地。MNDSGN、Daedelusなどが語る。

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